セブン工業「大型木造倉庫」を建設 ~非住宅建築の木造化を推進~

配信日時 : 2025/03/31 11:00

岐阜県産木材を構造現しで仕上げた倉庫内部

外部のCLT現し仕上げには、耐候性の高い木材保護塗料を使用

完成現場見学会の様子

竣工式の様子
セブン工業株式会社(本社:岐阜県美濃加茂市、代表取締役社長:木下 浩一)は、自社敷地内に新たな大型木造倉庫を建設し、2025年2月に完成しました。本倉庫は、非住宅分野における木造建築のモデルケースとして、耐震性・耐火性に優れたCLT工法と、20mスパンの大空間を実現するATAハイブリッドトラス構法を採用しています。

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岐阜県産木材を構造現しで仕上げた倉庫内部

■ 県産材100%活用・短工期での施工を実現
本倉庫は、平屋建て・床面積約900m2の大規模木造建築で、約200m3の木材を使用。すべて岐阜県産材で、柱や梁にはヒノキ集成材、壁にはスギの直交集成板(CLT)を採用し、自社工場で加工しました。これにより、地域資源の活用と環境負荷の低減を実現しています。
また、2024年10月に着工し、2025年2月に完成と、わずか5か月の短工期で施工を完了しました。これは、CLT工法による迅速な組み立てと、ATAハイブリッドトラス構法の採用により、施工の効率化を図った結果です。

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外部のCLT現し仕上げには、耐候性の高い木材保護塗料を使用

■ 倉庫としての機能強化と物流2024年問題への対応
新倉庫の建設は、プレカット加工量の増加に伴う製品在庫の置き場確保が大きな目的です。最大1,200m3の製品保管が可能となり、今後の生産量増加にも対応可能です。
また、トラックの積み込みスペースを拡張し、物流業界の2024年問題(ドライバーの労働時間制限による輸送力不足)への対応を図ることで、出荷体制の合理化と効率的な物流の実現を目指します。


■ 見学会・竣工式を開催 ~木造建築の可能性を広く発信~
2025年3月14日には、設計事務所や建築施工会社などの方々を対象に完成現場見学会を開催しました。当日は倉庫の構造説明に加え、プレカット工場の見学も行い、木造建築の魅力や技術を直接体感していただきました。
また、2025年3月21日には竣工式を執り行い、関係者が一堂に会して工事の無事完成を祝いました。式典後、当社社長は「この倉庫が、製品置き場・出荷体制の合理化という役割に加え、非住宅建築における木造のモデルケースとして、木構造事業の発展につながることを期待している」と挨拶しました。

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完成現場見学会の様子
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竣工式の様子

■ 今後の展望 ~木造建築のさらなる推進へ~
当社では、2025年8月に新プレカットラインの更新を予定しており、生産量増加への対応と、より効率的な物流体制の確立を進めていきます。また、「見せる倉庫」として、木造建築の技術や魅力を伝え、非住宅分野の木造化提案を強化することで、木構造事業のさらなる発展を目指してまいります。


■ 会社概要
会社名 : セブン工業株式会社
所在地 : 〒505-0016 岐阜県美濃加茂市牧野1006番地
代表 : 代表取締役社長 木下 浩一
設立 : 1961年2月
資本金 : 2,473百万円
事業内容 : 集成材等を利用した住宅部材の製造販売及び付帯事業
ホームページ: https://www.seven-gr.co.jp


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