平成28年 2級土木施工管理技士
第7回
【種別:鋼構造物塗装】
次の各問いには、4通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
建設業法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 建設業者は、その請け負った建設工事を施工するときは、当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどる主任技術者を置かなければならない。
(2) 元請負人は、請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法を定めようとするときは、あらかじめ下請負人の意見を聞かなくてもよい。
(3) 発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は、その下請契約の請負代金の額が政令で定める金額未満の場合においては、監理技術者を置かなくてもよい。
(4) 元請負人は、前払金の支払いを受けたときは、下請負人に対して、資材の購入など建設工事の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない。
労働基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 使用者は、労働者が重大な過失によって業務上負傷し、かつ使用者がその過失について行政官庁の認定を受けた場合においては、休業補償を行わなくてもよい。
(2) 賃金は、賃金、給料、手当など使用者が労働者に支払うものをいい、賞与はこれに含まれない。
(3) 賃金は、原則として通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
(4) 使用者は、最低賃金の適用を受ける労働者に対し、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならない。
鋼橋における溶接部の塗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 現場溶接部近傍は、溶接や予熱による熱影響で塗膜劣化する可能性があるので工場では未塗装とする。
(2) 現場溶接部は、一般部と比べて劣化が早い事例が多く、素地調整についてはブラスト処理では十分に行うことができないので、動力工具処理が原則である。
(3) 現場溶接部の塗装は、スプレー塗装が望ましく、塗装に当たっては十分な換気が必要である。
(4) 現場溶接部近傍の未塗装範囲は、発せい対策のため無機ジンクリッチプライマー又は無機ジンクリッチペイント塗付することが望ましい。
現場での素地調整に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1) 塗替え塗装における素地調整は、旧塗膜の硬化が進み劣化現象が広範囲に発生しているため、塗付面を清浄かつ平滑にして塗料の密着を良くし塗膜の防せい効果を高めるために行う。
(2) 付着塩分は、海塩粒子の飛来、凍結防止剤や飼料の散布などに起因し、海岸からの距離が遠い場合でも付着していることがある。
(3) 古い橋で部材の角部に面取りや曲面仕上げが行われていないものは、膜厚が確保されるように新設時と同様の角部の処置を行う必要がある。
(4) 旧塗膜上に付着した塩分を高圧水洗いなどで除去する場合には、排出水は回収して循環使用する。
河川法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 河川の管理は、1級河川は都道府県知事が行い、2級河川は市町村長が行う。
(2) 河川法の目的は、洪水防御と水利用の2つであり、河川環境の整備と保全はその目的に含まれない。
(3) 河川法上の河川には、ダム、堰、水門、床止め、堤防、護岸などの河川管理施設も含まれる。
(4) 河川区域には、堤防に挟まれた区域と堤内地側の河川保全区域が含まれる。
鋼橋の溶融亜鉛めっき面の塗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 溶融亜鉛めっきを施した上に塗装を施工する目的には、景観調和のための塗装、補修困難な構造物への耐久性の付与、厳しい腐食環境における長期耐久性の保持がある。
(2) 溶融亜鉛めっき面塗装の前処理のりん酸塩処理は、塗膜の密着性は優れているが、処理費用は高価で処理できる寸法や重量に制約がある。
(3) 新設溶融亜鉛めっき面用外面塗装仕様の上塗塗料(第3層)は、ふっ素樹脂塗料上塗である。
(4) スイープブラスト処理は、表面粗度を確保することで溶融亜鉛めっきの内部応力による付着力の低下を防ぎ、長期の安定した密着性を確保するのに有効な方法である。
鋼橋に使用する塗料の乾燥機構に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 縮合重合反応では、主剤と硬化剤との化学反応によって塗料が硬化し塗膜が形成される。
(2) 付加重合反応形塗料には、特に硬化が速いエポキシ樹脂塗料やふっ素樹脂塗料などがある。
(3) 橋のような大型の構造物の塗装には、部材が大きく強制乾燥することが困難なことなどの理由から、自然乾燥型の塗料が使用される。
(4) 酸化重合反応では、空気中の酸素と反応して硬化するので、塗膜の表面が最も速く乾燥する。
鋼橋塗装の気象条件による塗付作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 相対湿度が高い場合は、結露が生じやすく、結露した面に塗料を塗装すると塗膜はく離の原因になったり、水分が塗料中に混入するとはじきの原因となる。
(2) 変性エポキシ樹脂塗料内面用は、相対湿度80%、気温25℃の場合塗装を行ってよい。
(3) 低温用の無溶剤形変性エポキシ樹脂塗料は、相対湿度80%、気温25℃の場合塗装を行ってよい。
(4) 無機ジンクリッチペイントのように樹脂の加水分解によって乾燥するタイプの塗料は、相対湿度が低すぎると硬化不良を生じる。
労働安全衛生法に定められている作業主任者を選任すべき作業に該当するものは、次のうちどれか。
車両の幅等の最高限度に関する次の記述のうち、車両制限令上、正しいものはどれか。
ただし、高速自動車国道又は道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両を除く。
年少者の就業に関する次の記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
(1) 使用者は、満18歳に満たない者について、その年齢を証明する親権者の証明書を事業場に備え付けなければならない。
(2) 使用者は、満18歳に満たない者をクレーン、デリック又は揚貨装置の運転の業務をさせてはならない。
(3) 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせてはならない。
(4) 使用者は、満18歳に満たない者を坑内で労働させてはならない。
鋼橋の現場塗装における留意点に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 塗替え塗装のように目標値自体が測定点ごとに異なる可能性が高い場合は、新設塗装の乾燥塗膜厚の管理基準値を適用することはできない。
(2) 部分塗替えを行う場合は、素地調整を行わない部分に塗料を塗付することによって生じる付着不良などを防止するため、塗替え範囲を粘着テープで区画する必要がある。
(3) 動力工具や手工具で素地調整を行った面は、塗膜残存部、鋼材面露出部とも素地調整の仕上り状態が部分によって異なる。
(4) ローラー塗りは、凹凸の著しい面には適用しやすい方法であるが、ローラーカバーの選定やローラーの運行に十分注意する。