平成29年 2級建築施工管理技士
第7回
【種別:建築・躯体】
次の各問いには、4通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
床のフローリングボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 接着工法における、フローリングボードのモルタル下地への接着剤は、エポキシ樹脂系接着剤を使用した。
(2) 体育館における、フローリングボードと壁との取合いは、すき間が生じないよう突き付けた。
(3) フローリングボードの下張り用合板は、長手方向が根太と直交するように割り付けた。
(4) フローリングボード張込み後、床塗装仕上げを行うまで、ポリエチレンシートを用いて養生をした。
壁紙張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 下地処理において、シーラーを塗布する前に、ビス頭の防錆処理を行った。
(2) せっこう系接着材で直張りしたせっこうボード下地は、十分に乾燥させてから壁紙を張り付けた。
(3) 張替えの際に、壁紙をはがしやすくするため、シーラーは部分的に塗布した。
(4) 壁紙の表面に付着した接着剤は、張り終わった箇所ごとに清浄な湿布で直ちにふき取った。
押出成形セメント板による間仕切壁工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 縦張り工法で施工する際に、パネル下部に取付け金物(L型金物)をセットし、パネル側はタッピンねじ、床面側はアンカーボルトで固定した。
(2) 横張り工法で施工する際に、パネルがロッキングできるように、取付け金物(Zクリップ)はパネルの左右端部に取り付けた。
(3) 縦張り工法のパネル上部の取付け金物(Zクリップ)は、回転防止のため、下地鋼材に溶接した。
(4) 横張り工法の目地幅は、横目地よりも縦目地の方を大きくした。
ビニル床シート張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 厚物のシートを壁面に張り上げるため、床と壁が取り合う入隅部に面木を取り付けた。
(2) シートは割付け寸法に従って裁断し、直ちに張り付けた。
(3) 張付け用の接着剤は、所定のくし目ごてを用いて均一に塗布した。
(4) 柄模様のシートは、接合部の柄合せを行い、重ね切りした。
フリーアクセスフロアに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) クリーンルームでは、床下に作業者が入れるように、根太、大引等の下地を設けてパネルを支持する根太方式とした。
(2) 電算機室では、パネルの四隅の交点に高さを調整できる共通の支持脚を設けてパネルを支持する共通独立脚方式とし、ほうづえを設けて耐震性を高めた。
(3) 事務室では、1枚のパネルの四隅や中間に高さ調整のできる支持脚が付く、脚付きパネル方式とした。
(4) 会議室では、床下配線が少なかったため、コンクリート下地等の凹凸部でも、敷き並べるだけでそのまま高さ調整ができる置敷き方式とした。