令和2年 2級土木施工管理技士
第9回
【種別:鋼構造物塗装】
次の各問いには、4通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
作業足場に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、正しいものはどれか。
(1) わく組足場からの墜落防止措置として、交さ筋かい及び高さ10cm以上の幅木を設置しなければならない。
(2) わく組足場以外の単管足場等では、物体の落下防止措置として高さ10cm以上の幅木、メッシュシート又は防網を設けなければならない。
(3) わく組足場以外の単管足場等では、手すりの高さを75cm以上に設置しなければならない。
(4) つり足場を除く高さ2m以上の足場は、幅30cm以上の作業床を設けなければならない。
新設塗装の塗膜厚管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 塗膜厚は、塗装の防せい効果と耐久性に大きく影響するので適切な膜厚となるよう十分管理を行う。
(2) 塗膜厚は、ばらつきが極力少なくなるように塗料の使用量、隠ぺい力、塗膜状態、作業性などに十分注意して塗付作業を行うとともに、乾燥後の塗膜厚の測定を行う。
(3) 複雑な形状の大型構造物の塗装では、塗料を均一な厚さに塗付するため、はけで塗付作業を行う。
(4) 塗膜厚の測定精度は、測定のやり方や測定箇所の形状などによってばらつくので、塗膜厚の評価は多くの測定値を統計処理して行う。
品質管理に用いるx-R管理図の作成にあたり、下表の測定結果から求められるA組のxとRの数値の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

塗装作業現場の換気装置に関する次の記述のうち、有機溶剤中毒予防規則上、正しいものはどれか。
(1) 局所排気装置の排風機については、当該局所排気装置に空気清浄装置が設けられているときは、清浄後の空気が通る位置に設けなければならない。
(2) プッシュプル型換気装置については、都道府県知事が定める構造及び性能を有するものでなければならない。
(3) 局所排気装置に用いる外付け式フードは、制御風速0.4m/秒を出し得る能力を有するものでなければならない。
(4) 全体換気装置は、消費する有機溶剤等の区分に応じた1時間当たり換気量を出し得る能力を有するものでなければならない。
新設塗装時の素地調整に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) ブラスト時の相対湿度が高く、鋼材と気温の温度差が大きいとブラスト処理した鋼材表面に黒皮ができるターニング現象が生じるので、湿度が高いときはブラストを行わない。
(2) 研削材粒子が大きいと粗さは大きくなり、その上に塗られる塗膜の膜厚が不十分になるおそれがあるので表面粗さは80μmRzJIS以下にすることが望ましい。
(3) 新設塗装時のブラスト処理に用いられる研削材は、スチールショット、スチールグリッドなどの JIS Z 0311 に規定される金属系研削材である。
(4) ターニングを防止するため、ブラスト施工時の環境湿度を85%未満、かつブラスト施工後から第一層の塗付作業は4時間以内に行う。
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)に定められている特定建設資材に該当しないものは、次のうちどれか。
下図のネットワーク式工程表に示す工事のクリティカルパスとなる日数数は、次のうちどれか。
ただし、図中のイベント間のA~Gは作業内容、数字は作業日数を表す。

付着塩分量の測定方法に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1) ガーゼ拭き取り法は、ぬらしたガーゼで測定面から塩分をふき取るため、有機ジンクリッチペイントやMIO塗膜面は吸い込みが著しいため充分に試料採取できず不正確になる。
(2) ブレッセル法は、測定セル面積が小さく、局部的な箇所の測定になるので代表点を測定する必要がある。
(3) ブレッセル法は、X線回折装置などの機器分析と組み合わせて塩分を測るため、実験室に試料を持ち帰って測定する必要がある。
(4) 電導度法は、測定面から塩分を溶出させて測定するので素材の状態に左右されにくく、溶出濃度はデジタルで表示されるので読み取り誤差が少なく、現場で測定できる。
地山の掘削作業の安全確保に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、事業者が行うべき事項として誤っているものはどれか。
(1) 地山の崩壊又は土石の落下による労働者の危険を防止するため、点検者を指名し、作業箇所等について、その日の作業を開始する前に点検させる。
(2) 明り掘削の作業を行う場所は、当該作業を安全に行うため必要な照度を保持しなければならない。
(3) 明り掘削の作業では、あらかじめ運搬機械等の運行の経路や土石の積卸し場所への出入りの方法を定めて、関係労働者に周知させなければならない。
(4) 掘削面の高さが規定の高さ以上の場合は、ずい道等の掘削等作業主任者に地山の作業方法を決定させ、作業を直接指揮させる。