平成27年 1級建築施工管理技士
第1回
次の各問いには、4通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 溶接継目ののど断面に対する長期許容せん断応力度は、溶接継目の形式にかかわらず同じである。
(2) 片面溶接による部分溶込み溶接は、継目のルート部に、曲げ又は荷重の偏心による付加曲げによって生じる引張応力が作用する箇所に使用してはならない。
(3) 引張材の接合を高力ボルト摩擦接合とする場合は、母材のボルト孔による欠損を無視して、引張応力度を計算する。
(4) 引張力を負担する筋かいの接合部の破断耐力は、筋かい軸部の降伏耐力以上になるように設計する。
免震構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 免震構造とした建物は、免震構造としない場合に比べて、固有周期が長くなる。
(2) アイソレータは、上部構造の重量を支持しつつ水平変形に追従し、適切な復元力を持つ。
(3) ダンパーは、上部構造の垂直方向の変位を抑制する役割を持つ。
(4) 地下部分に免震層を設ける場合は、上部構造と周囲の地盤との間にクリアランスが必要である。
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 鋼杭は、曲げや引張力に対する強度と変形性能に優れており、既製コンクリート杭のようにひび割れによる曲げ剛性の低下がない。
(2) 杭の周辺地盤に沈下が生じたときに、杭に作用する負の摩擦力は、一般に支持杭の方が摩擦杭より大きい。
(3) 基礎杭の先端の地盤の許容応力度は、セメントミルク工法による埋込み杭の方がアースドリル工法による場所打ちコンクリート杭より大きい。
(4) 埋込み杭の場合、杭と杭との中心間隔の最小値は、杭径の1.5倍とする。
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 柱の引張鉄筋比が小さくなると、付着割裂破壊が生じやすくなる。
(2) 一般に梁の圧縮鉄筋は、じん性の確保やクリープ変形によるたわみの防止に有効である。
(3) 梁に貫通孔を設けた場合の構造耐力の低下は、曲げ耐力よりせん断耐力の方が著しい。
(4) 耐震壁の剛性評価に当たっては、曲げ変形、せん断変形、回転変形を考慮する。
換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 静穏時の呼気による成人1人当たりの必要換気量は、二酸化炭素濃度を基にして定めた場合、30m³/h 程度である。
(2) 換気量が一定の場合、室容積が大きいほど換気回数は少なくなる。
(3) 温度差による自然換気の場合、室内外の圧力差が0となる垂直方向の位置を中性帯といい、この部分に開口部を設けても換気はほとんど起こらない。
(4) 室内空気の一酸化炭素の濃度は、100ppm以下となるようにする。
音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
(1) 1つの点音源からの距離が2倍になると、音圧レベルは6dB低下する。
(2) 向かい合った平行な壁などで音が多重反射する現象を、ロングパスエコーという。
(3) 残響時間とは、音源が停止してから音圧レベルが60dB減衰するのに要する時間のことをいう。
(4) 人間が聞き取れる音の周波数は、一般的に20Hzから20kHzといわれている。
図のような集中荷重Pを受ける3ヒンジラーメンの支点A及びBに生じる鉛直反力をそれぞれVA及びVBとしたとき、それらの反力の大きさの比VA:VBとして、正しいものはどれか。
