平成28年 二級建築士
第8回
【学科IV(建築施工)】
次の各問いには、5通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 管径75mmの屋外排水管の主管の勾配は、1/100とした。
(2) 給水横走り管は、上向き給水管方式を採用したので、先上がりの均一な勾配で配管 した。
(3) 雨水立て管に排水トラップを設けたので、建築物内で汚水排水管と連結した。
(4) 温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカ ル継手とした。
(5) 空気よりも軽い都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30cmの位置となるように取り付けた。
補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 各ブロックの水平を測るために、足場、型枠と連結しない自立式の縦遣方を設置し た。
(2) 直交壁のない耐力壁の横筋の端部については、壁端部の縦筋に180°フックによりかぎ掛けとした。
(3) 特記がなかったので、臥梁の直下のブロックには横筋用ブロックを使用し、臥梁へのコンクリートの打込みを行った。
(4) 耐力壁の縦筋は、ブロック空洞部に重ね継手を設けて配筋し、上下端をそれぞれ臥梁、基礎等に定着した。
(5) 特記がなかったので、日本工業規格(JIS)における圧縮強さ16の空洞ブロックを用いた。
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
(2) 柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
(3) 耐火被覆の吹付け工法において、施工面積10m²当たり1箇所を単位として、被覆層の厚さを確認しながら施工した。
(4) デッキプレート相互の接合を、アークスポット溶接により行った。
(5) 建方の精度検査において、高さ5mの柱の倒れが5mmであったので合格とした。
塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 塗料は、気温の低下などから所定の粘度が得られないと判断したので、適切な粘度に調整して使用した。
(2) 屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
(3) 屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。
(4) 木部を透明塗装する際の素地調整については、汚れや付着物を除去した後、研磨紙ずりを行った。
(5) 屋内のモルタル面の素地調整において、合成樹脂エマルションパテを使用した。
建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 工事原価は、純工事費と現場管理費とを合わせたものである。
(2) 複合単価は、材料費や労務費など、2種類以上の費用を合わせたものである。
(3) 共通費は、共通仮設費、一般管理費等及び現場管理費とを合わせたものである。
(4) 計画数量は、設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量である。
(5) 設計数量は、定尺寸法による切り無駄及び施工上やむを得ない損耗を含んだ数量である。
建築工事の請負契約書に、建設業法上、記載を要しない事項は、次のうちどれか。
(1) 工事着手の時期及び工事完成の時期
(2) 工事完成後における請負代金の支払の時期及び方法
(3) 主任技術者又は監理技術者の氏名及び資格
(4) 注文者が工事の完成を確認するための検査の時期及び方法並びに引渡しの時期
(5) 契約に関する紛争の解決方法
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) せっこうプラスター塗りの上塗りにおいて、施工時の気温が低下するおそれがあったので、養生を行い、5°C以上に保つようにした。
(2) 屋内の床面のセルフレべリング材塗りにおいて、セルフレべリング材の標準塗厚を10mmとした。
(3) 屋内の一般床のユニットタイルの張付けにおいて、張付けモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂1とした。
(4) 夏期における外壁タイルの改良圧着張りにおいて、前日に、下地となるモルタル面に散水し、十分に吸水させた。
(5) 外壁への乾式工法による石材の取付けにおいて、特記がなかったので、石材間の目地幅を5mmとし、シーリング材を充塡した。
枠組壁工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) アンカーボルトの埋込み位置の許容誤差は、±5mmとした。
(2) 土台の継手は、たて枠及び床下換気口の位置に合わせて設けた。
(3) 1階の床組には、大引及び床束を設けた。
(4) 壁枠組において、幅90cm以上の開口部の上部には、まぐさを設けた。
(5) 小屋組には、水平力に対して安全なものとなるように振れ止めを設けた。
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、1枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けた。
(2) 折板葺のタイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とした。
(3) シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない紙の粘着テープとした。
(4) 木造2階建て住宅の平家部分の下葺きに用いるアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部において、その壁面に沿って150mm立ち上げた。
(5) 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いた防水工事において、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも40mmとした。
改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 天井の改修工事において、天井のふところが1.5mであったので、軽量鉄骨天井下地の吊りボルトの水平補強と斜め補強を省略した。
(2) 床の改修工事において、タイルカーペットの張付けに、粘着はく離形接着剤を使用した。
(3) タイル張り仕上げの外壁のひび割れ部を改修するに当たって、健全な部分に損傷が拡大しないように、ひび割れ周辺のタイル目地に沿ってダイヤモンドカッターで切り込みを入れた。
(4) アルミニウム製建具の改修工事において、かぶせ工法による新規建具の既存枠への留め付けには小ねじを用い、留め付け間隔は、両端を留め付けるとともに中間は400mm以下の間隔とした。
(5) シーリングの再充塡を行うに当たって、既存のシーリング材をできる限り除去するとともに、コンクリートの目地部の軽微な欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修した。
建築工事に用いられる施工機械・器具及び工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 土工事において、掘削機械の接地面よりも低い位置の土砂の掘削に、バックホウを使用した。
(2) 杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。
(3) 鉄筋工事において、鉄筋の継手に、グリップジョイント工法を採用した。
(4) 鉄骨工事において、ボルトの締付けに、ラチェットレンチを使用した。
(5) 木工事において、木材の表面を平滑に仕上げるために、サンダーを使用した。
建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) ガラスブロック積みにおいて、特記がなかったので、平積みの目地幅の寸法を10mmとした。
(2) 高さ2.0mの木製開き戸に取り付ける建具用丁番は、ステンレス製のものを3枚使用した。
(3) 壁紙張りにおいて、接着剤は、日本工業規格(JIS)に規定された「壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤」による2種1号とし、使用量は固型換算量(乾燥質量)30g/㎡以下とした。
(4) ビニル床シートの張付けにおいて、モルタル塗り下地を施工後10日間放置し、乾燥させてから行った。
(5) フローリングボードの根太張り工法において、フローリングボードをスクリュー釘を用いて張り込んだ。