平成30年 二級建築士
第8回
【学科IV(建築施工)】
次の各問いには、5通りの答えが書いてある。
それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
左官工事及びタイル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。
(2) コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗り → 中塗り → むら直し → 上塗りの順で行った。
(3) 内壁タイルの密着張りにおいて、タイルは、上部から下部へ、一段置きに水糸に合わせて張った後、それらの間を埋めるように張り進めた。
(4) 内壁への接着剤を用いた陶器質タイルの張付けにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面が十分に乾燥していることを確認した。
(5) 屋内の床面へのモザイクタイル張りにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面に水湿しを行った。
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 心持ち化粧柱には、髄まで背割りを入れたものを使用した。
(2) 桁は、背を上端にして使用した。
(3) 敷居は、木裏を上端にして使用した。
(4) 梁には、アカマツを使用した。
(5) 土台と柱との接合には、かど金物を使用した。
請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
(1) 工事請負契約約款の各条項に基づく協議、承諾、承認、確認、通知、指示、請求等は、原則として、書面により行う。
(2) 受注者は、工事請負契約を締結したのち速やかに工程表を発注者及び監理者に提出する。
(3) 受注者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者又は主任技術者を定め、書面をもってその氏名を発注者に通知する。
(4) 請負代金額を変更するときは、工事の増加部分については監理者の確認を受けた請負代金内訳書の単価により、減少部分については変更時の時価による。
(5) 発注者が前払又は部分払を遅滞したとき、受注者は、発注者に対し、書面をもって、相当の期間を定めて催告してもなお解消されないときは、この工事を中止することができる。
木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 屋内の電気配線は、弱電流電線、水道管、ガス管などに接触しないように離隔して施設した。
(2) 都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30cmの位置に取り付けた。
(3) 給水管は、断面が変形しないよう、かつ、管軸心に対して直角に切断し、切り口は平滑に仕上げた。
(4) 給湯管の配管において、管の伸縮を妨げないよう伸縮継手を設けた。
(5) 屋内排水横管の配管において、管径が50mmであったので、勾配を1/100とした。
建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 鉄筋コンクリート造の建築物の外部に面するアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残し、モルタルを充塡した。
(2) 外部に面する建具への複層ガラスのはめ込みにおいて、下端のガラス溝に径6mmの水抜き孔を3箇所設けた。
(3) 全面接着工法によりフリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張り付けるに当たって、タイルカーペットを下地パネル目地にまたがるように割り付けた。
(4) フローリングボードの根太張り工法において、スクリュー釘を使用した。
(5) 洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の 1類を使用した。
塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 鋼製建具の亜鉛めっき鋼面への錆止め塗料塗りにおいて、見え隠れ部分は、部材を組み立てる前に行った。
(2) 屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。
(3) 屋内のせっこうボード面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
(4) 屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用した。
(5) 冬期におけるコンクリート面への塗装において、素地の乾燥期間の目安を4週間とした。
外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、ALCパネルとスラブとが取り合う部分の隙間には、あらかじめ絶縁材をALCパネルに張り付け、モルタルを充塡した。
(2) ALCパネルの取付け完了後、使用上支障のない欠けや傷が見つかったので、補修用モルタルを用いて補修した。
(3) ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、耐火目地材を充塡する必要がなかったので、5mmとした。
(4) 押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は、伸縮調整目地とした。
(5) 押出成形セメント板を縦張り工法で取り付けるに当たり、パネル相互の目地幅は、特記がなかったので、長辺の目地幅を8mm、短辺の目地幅を15mmとした。
建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
(1) 外部本足場の数量は、足場の中心(構築物等の外壁面から1.0mの位置)の水平長さと構築物等の上部までの高さによる面積として算出した。
(2) 土工事における土砂量は、地山数量とし、掘削による増加や締固めによる減少は考慮しないで算出した。
(3) 鉄骨工事における形鋼、鋼管及び平鋼の所要数量は、設計数量の5%増しとして算出した。
(4) シート防水の数量は、シートの重ね代の面積を加えて算出した。
(5) 壁仕上げ塗装で開口部の面積が1箇所当たり0.5m²以下は、開口部による主仕上の欠除はないものとして算出した。
改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) かぶせ工法によるアルミニウム製建具の改修工事において、既存枠へ新規に建具を取り付けるに当たり、小ねじの留付け間隔は、中間部で400mmとした。
(2) Uカットシール材充塡工法によるコンクリート外壁のひび割れ改修工事において、充塡時に被着体の温度が5℃であったので、作業を中止した。
(3) モルタル塗り仕上げ外壁の改修工事において、モルタルを撤去した欠損部の面積が1箇所当たり0.50m²程度となったので、充塡工法を採用した。
(4) 内装改修工事において、せっこうボードの壁面を目地のない継目処理工法とするために、テーパー付きせっこうボードを用いた。
(5) 床の改修工事において、タイルカーペットは、粘着剝離形接着剤を使用し、市松張りとした。
防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のうち、パラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上面から1.5mの位置に設けた。
(2) 鉄筋コンクリート造の陸屋根のアスファルト防水工事において、ルーフドレン回りのルーフィング類の張付けは、平場に先立って行った。
(3) 鉄筋コンクリート造の陸屋根のシート防水工事において、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを使用したので、平場のシートの重ね幅を縦横方向いずれも40mmとした。
(4) 木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの張付けは、野地板の上に軒先と平行に敷き込み、重ね幅をシートの長手方向は200mm、流れ方向は100mmとした。
(5) 木造住宅の屋根の下葺きに用いるアスファルトルーフィングの棟部分の張付けは、250mmの左右折り掛けとし、棟頂部から左右へ一枚ものを増張りした。
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 高力ボルトの締付け作業において、一群のボルトの締付けは、群の周辺部から中央に向かう順序で行った。
(2) 高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前にドリルあけとした。
(3) 完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。
(4) 溶接部の清掃作業において、溶接に支障のないミルスケールは、除去せずに存置した。
(5) デッキプレート相互の接合は、アークスポット溶接により行った。
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2mとした。
(2) 内装材を取り付ける壁胴縁や野縁の取付け面の加工は、機械かんな1回削りとした。
(3) 跳出しバルコニーにおける跳出し長さは、屋内側の床梁スパンの1/2以下、かつ、外壁心から910mm以下とし、先端部分をつなぎ梁で固定した。
(4) 真壁造の面材耐力壁は、厚さ12.5mmのせっこうボードを用い、GNF40の釘を150mm間隔で留め付けた。
(5) 根太を用いない床組(梁等の間隔が910mm)であったので、床下地板として厚さ15mmの構造用合板を用いた。