【現場監督の仕事内容】1日のスケジュールを確認!

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こんにちは、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」です。


現場監督になったけれど…、どんな仕事内容なのかイマイチよく分かってない。
現場監督の仕事に興味があるけれど、具体的な仕事内容が知りたい。

そんな方のために今回の記事では『現場監督の仕事内容』についてお伝えしていきたいと思います。 現場監督の1日のスケジュールの例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


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現場監督の仕事内容

現場監督とは、建築工事現場や土木工事現場、電気工事現場などで、作業を指揮・管理する管理者のことを言います。 求人票などでは、「施工管理者」「現場責任者」などと併記される場合もあり、会社によって呼び方が異なることもあります。


現場監督は、現場で働く作業員の安全面を管理したり、作業の工程を管理したりするのが役目なので、 現場で実際に手を動かして工事をすることはありません。


ここからは、現場監督の主な仕事内容についてお話していきたいと思います。 現場監督の仕事内容は、「工程管理」・「安全管理」・「原価管理」が中心です。実際は、会社によって担当する業務の範囲が異なるので、あくまで1つのイメージとして参考にしてみてください。



▼ 工程管理
工程管理とは、工事の納期内に作業を終わらせられるように作業工程表を作成し、工事の進め方や日程などを調整・管理する業務です。 工程スケジュールを計画する際は、コストや品質・作業の安全面などを考慮しながら計画しなければなりません。

また、案件の規模や作業内容にもよりますが、現場には多くの作業員が携わるので、 無駄を省いて効率よく作業を進められるようなスケジュールを立てる必要があります。

作業工程表を作るためには、各業者との打ち合わせを行ったり、様々な書類などを作成したりする業務も発生します。



▼ 安全管理
安全管理とは、現場に携わる作業員が、工事中に事故なく、安全に作業を終えられるように安全面を管理する業務です。例えば、作業員のみんなに「現場では安全第一」という意識を定着させるため、日常で安全指導を行ったり、作業開始前に手順をチェックし、危険性がないかを確認したりします。また、工事に集中していると目の前の危険に気付くのが遅れたりするため、作業中に声をかけたりすることも安全管理の業務の1つです。


安全管理には、他には以下の業務があります。

◎ 作業開始前:体操、安全朝礼、作業開始前の点検 等
◎ 作業中:作業の指導・監督、現場の巡回・点検 等
◎ 作業終了後:各現場の後片付け、終業時のミーティング 等



▼ 原価管理
原価管理は、おもに工事にかかる費用やどのくらいの損益があるかなどを計算したり、場合によっては見積書などの書類作成などを行ったりします。利益を生み出すために、人件費や材料費などの原価を計算し、実行予算との差が出ないように比較しながら、目標としている利益を確保していくという姿勢が大切です。


いきなりの天候不良や、思いがけないハプニングが起きたとしても、現場では納期を必ず守らなければいけません。万が一納期が延びてしまえば、コストが予算オーバーし、会社の収益にダメージを与えてしまうことになります。ですから、原価管理の業務を担当する場合は、最終的な予想利益を早期かつ正確に予測していくことが大事だと言えるでしょう。



現場監督が工事現場を管理・監督していくうえで大切なことは、

工事に関わる全ての人たちとの人間関係』です。

問題なく現場を回していくには、周囲との情報共有やコミュニケーションが欠かせません。時には、作業員同士のもめ事の仲介役になったり、作業員と工事発注者との板挟みになったり…。

予期せぬトラブルが起きた時、冷静に、迅速に対応することも現場監督をする上での重要なポイントです。作業員・工事発注者・近隣住民など、現場監督は多くの関係者と関わるので、周囲との信頼関係を築いていくことが重要だと言えるでしょう。



現場監督の1日のスケジュール

ここでは、現場監督の1日のスケジュールを見ていきましょう。今回は日勤の場合と 夜間作業がある場合のスケジュール例をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。


▽ 現場監督の1日(日勤の場合)



日程作業内容
AM : 7時30分現場に集合、作業員が終結する前に本日の作業日程の確認
AM : 8時00分全員集合、朝礼前の体操、全員で作業日程、作業工程の確認
AM : 8時30分作業開始
AM : 8時30分~
 12時00分
現場の巡回、点検、作業員への指示、工事写真の撮影 など
PM : 12時00分~
 1時00分
昼休憩(職人さんと一緒に現場近くの食堂に行ったり、弁当を食べたり)
PM : 1時30分作業開始、他現場の現場監督、所長との打ち合わせ(進捗状況の確認など)
PM : 3時00分打ち合わせ終了、現場に戻って巡回しながら進捗状況・作業工程のチェック
PM : 5時30分作業終了
PM : 6時00分事務所に戻り、明日の準備、作業報告書・工事写真の整理・作業工程表の作成等
PM : 7時00分帰宅



▽ 現場監督の1日(夜間作業がある場合)



日程作業内容
AM : 5時30分起床、朝食を食べながら今日の天気予報をチェック
AM : 6時00分自宅を出発 現場まで直行
AM : 7時00分現場に到着、今日の作業工程と段取りの確認
AM : 8時00分作業員が全員集合後、ラジオ体操・作業の指示・安全面のチェック
AM : 8時30分~
 12時00分
現場の巡回、工事写真の撮影、工事資料の作成 など
PM :12時00分~
 1時00分
昼食(現場で弁当を食べる)、車の中で昼寝
PM : 1時00分午後の作業の打ち合わせ
PM : 2時00分現場巡回、工事に必要な資材の発注
PM : 5時00分作業終了
PM : 6時00分帰宅、夕食・夜間作業に備えて仮眠
PM : 10時00分夜間作業のため、自宅を出発
PM : 11時00分事務所に到着、書類作成などの事務作業に対応
PM : 11時30分夜間作業開始(作業を指示・現場を巡回・危険がないか安全面をチェック)
AM : 4時30分作業終了、作業員帰宅 事務所に戻って作業報告書の作成などの事務作業
AM : 6時30分帰宅





現場監督のQ&A

現場監督のやりがいは・・・?

<自分の裁量で現場をまとめ上げられたとき>
現場では必ずしも自分の思い描いたスケジュール通りに工事が進むとは限りません。

突然のハプニングにも臨機応変に対応して、無事に納期内に現場を竣工できた時に、すごくやりがいを感じるという方が多いようです。

また、作業員とのコミュニケーションを活発に交わし、スムーズに工事を仕上げて、納期の期限よりも早く終わらせられた時は達成感が大きい、といった声も多く上がりました。



<自分の手掛けた現場が形に残る>
現場監督は直接工事を手掛けることはないですが、自分が携わった仕事が目に見える形となって残るのはすごく魅力的だという方が多かったです。

特に住宅建築工事の現場監督をされている方からは、「自分の手掛けた住宅が形となって残り、お客様からずっと大切にされるのでやりがいも大きい」という声もありました。



残業時間はどのくらい?休日はしっかり休めるの?

残業時間は、現場の状況や受注する案件によっても異なるので一概にいうことはできません。現場では納期が最優先です。例えば、何らかのトラブルで納期が遅れそうになった場合は、「残業してでも納期に間に合わせる」という場合もあります。


最近では建設業界でも「働き方改革」に取り組み、残業時間を削減しようと労働環境の改善に力を入れている会社も増えていますが、その数としてはまだまだ少ない状況。人によっては残業が80時間~100時間を超える人もいるようです。


休日に関しても同じで、週休2日しっかり休める場合もあれば、日曜日しか休めないといった会社もあります。もし、現場監督として働きたいと思っているのであれば、就職先をよく見極めることが大切だと言えるでしょう。



まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は現場監督の仕事内容や、1日のスケジュールについてお伝えしてきました。

現場監督として携わる業務は就職する会社によって異なると思いますが、ぜひ一例として参考にしていただければ嬉しいです。 ここで読んだ情報があなたのお役に立てることを祈っています。


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