1級土木施工管理技士の難易度は?|合格率や勉強方法をご紹介!

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こんにちは、建設業に特化した転職エージェントの「施工管理求人.com」です。


1級土木施工管理技士の資格取得を目指す方にとって、試験の難易度は気になるポイントですよね。


そこでこの記事では、1級土木施工管理技士の合格率をもとに、試験の難易度についてお伝えしていきます。また、試験内容勉強方法試験日程についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。


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1級土木施工管理技士の合格率・難易度

1級土木施工管理技士は、「第一次検定」と「第二次検定」(令和2年度までは「学科試験」と「実地試験」)の両方に合格することで取得できる資格です。


ここでは、1級土木施工管理技術検定の「第一次検定(学科試験)」「第二次検定(実地試験)」それぞれの合格率をご紹介していきます。


「第一次検定」の合格率・難易度

1級土木施工管理技術検定について、平成30年~令和4年における「第一次検定」(令和2年度までは「学科試験」)の合格率は以下の通りです。


※一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトにて毎年発表される情報をもとに当社で集計


1級土木施工管理技術検定の「第一次検定」(令和2年度までは「学科試験」)は、毎年約30,000~40,000人が受験しています。平成30年~令和4年における平均合格率は57.26%です。


なお、令和3年度から、施工管理技術検定は制度が大きく変わっています。
「学科試験」は「第一次検定」と名前が変わり、出題内容も変更されました。従来の「学科試験」で問われた知識問題を基本として、従来の「実地試験」で問われた能力問題の一部が追加されたのです。


また、受験資格が緩和されたり、第一次検定に合格することで「施工管理技士補」の資格が得られたりと、受験者にとって嬉しい変更点もあります。


この変更により、「第一次検定」は「学科試験」に比べて難易度が上がるかと思われましたが、合格率は制度改正前と大きく変わらない結果となっています。したがって、しっかり試験勉強をしていれば、十分に対応できる内容だったと言えそうです。


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「第二次検定」の合格率・難易度

続いて、平成30年~令和4年における「第二次検定」(令和2年度までは「実地試験」)の合格率は以下の通りです。


※一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトにて毎年発表される情報をもとに当社で集計


1級土木施工管理技術検定の「第二次検定」(令和2年度までは「実地試験」)は、毎年約25,000~30,000人が受験しています。平成30年~令和4年における平均合格率は35.28%です。


令和3年度から、従来の「実地試験」は「第二次検定」に名前が変わりました。また、「第一次検定」の出題内容変更に伴い、従来の「学科試験」で問われた知識問題の一部が、「第二次検定」に移行されました。


令和4年度の合格率は、過去5年で最も低い結果となっており、例年よりやや難易度が高かった可能性が考えられます。とはいえ、問題構成に大きな変更はありませんでした。


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1級土木施工管理技士の試験内容

次に、1級土木施工管理技術検定について、試験の形式や合格基準、出題内容などをご紹介します。


「第一次検定」の試験内容

まずは「第一次検定」について、試験内容をご紹介します。


試験の形式は「マークシート方式」で、合格基準は「全体の得点60%以上」かつ「施工管理法(能力問題)の得点60%以上」です。


「第一次検定」の配点は、1問につき1点です。解答する問題数は、全体で65問・施工管理法(能力問題)で15問あるので、正答数が全体で39問以上・施工管理法(能力問題)で9問以上あれば合格となります。


試験は「午前の部」と「午後の部」に分かれており、それぞれの出題内容と試験時間は下記表の通りです。なお、令和3年度の改正で追加された問題は赤字で記載しています。


●午前の部
試験時間:2時間30分

科目 内容 出題数 解答数 解答形式
土木工学等 土木一般 15問 12問(選択) 四肢択一
専門土木 34問 10問(選択) 四肢択一
法規 法規 12問 8問(選択) 四肢択一

●午後の部
試験時間:2時間

科目 内容 出題数 解答数 解答形式
土木工学等 共通工学 4問 4問(必須) 四肢択一
施工管理法 施工管理法 16問 16問(必須) 四肢択一
施工管理法(能力問題) 15問 15問(必須) 四肢択一

1級土木施工管理技士の合格率・難易度」の項目でもお伝えしましたが、令和3年度から、施工管理技術検定の出題内容が変更されました。


「第一次検定」は、全ての問題が「4つの選択肢から1つを選ぶ」四肢択一の解答形式で、これは従来の「学科試験」と同様です。


主な変更点は、従来の「実地試験」で問われた能力問題が追加されたという点です。
この能力問題は、「実地試験」では記述解答形式での出題でしたが、新しい「第一次検定」では、四肢択一の解答形式で出題されています。


※ご紹介した試験内容の情報は、土木施工管理技術検定の運営団体である「一般財団法人 全国建設研修センター」の公式サイトを参考にしています。


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「第二次検定」の試験内容

次に「第二次検定」について、試験内容をご紹介します。


試験の形式は「記述式」で、合格基準は「得点60%以上」です。解答する問題数は7問で、配点は公開されていません。


試験時間は3時間で、出題内容は下記表の通りです。なお、令和3年度の改正で追加された問題は赤字で記載しています。


科目 出題数 解答数 解答形式
施工管理法 1問 1問(必須) 記述
2問 2問(必須) 記述
4問 2問(選択) 記述
4問 2問(選択) 記述

従来の「実地試験」と同様、令和3年度からの「第二次検定」も、出題11問・解答7問という構成です。ただし、「第二次検定」では必須問題が2問増えており、そのぶん選択問題の数が減っています。


なお、「第一次検定」の出題内容変更に伴い、「第二次検定」に従来の「学科試験」で問われた知識問題の一部が移行されていますが、試験問題のうち、どれが知識問題にあたるのかは明示されていません。


※ご紹介した試験内容の情報は、土木施工管理技術検定の運営団体である「一般財団法人 全国建設研修センター」の公式サイトを参考にしています。


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1級土木施工管理技士の勉強方法

1級土木施工管理技士の資格取得を目指す上で、「どんな風に試験勉強を進めたら良いのか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。そこで、ここでは試験勉強を進める時のコツを4つご紹介します。


●勉強スケジュールを立てる

試験勉強をスタートする前に、まずは試験本番までの勉強スケジュールを立てましょう。


いきなり長期的なスケジュールを立てるのは難しいと思うので、最初は1日のスケジュールから決めていくのがおすすめです。平日と休日それぞれについて、いつ・どのくらい勉強するか、計画を立ててみましょう。


この時に重要なのは「最大ではなく最小で考える」ことです。「平日は、残業がなければ19時に帰宅できるから、最大3時間は勉強できる」と考えて、「平日は3時間勉強する」という予定を立ててしまうと、残業が発生した日は計画どおり進められず、長期的なスケジュールにもズレが出てしまいます。


「平日は遅くても21時には帰宅できるから、少なくとも1時間は勉強できる」という風に、無理なく実現できる範囲でスケジュールを立てるようにしましょう。


●問題を解いたら解説も読む

市販の問題集などで勉強する際は、問題を解いて答え合わせする時に、必ず解説にも目を通しましょう。


問題と答えだけを暗記するような勉強方法だと、出題形式が「適当なものを選べ」から「適当でないものを選べ」になる等の変化に対応できず、試験本番で失敗してしまう可能性も高くなります。


解説もあわせて読むことで、問題の本質をきちんと理解し、出題形式が変わっても対応できる力を身につけましょう。


●講習や通信講座も活用する

「試験本番まで、モチベーションを維持できるか不安……」「第二次検定の記述問題、自分の解答が合っているか分からない!」という方は、資格学校などが実施している講習・通信講座などを活用してみるのもおすすめです。


プロの分かりやすい解説を聞けたり、記述問題の添削をしてくれたりと、受講する内容によってメリットは様々です。数日の短期コースから数ヶ月の長期コースまで、幅広い講習・講座があるので、予算やスケジュールも踏まえて自分に合ったものを選びましょう。


●すきま時間はアプリで勉強する

通勤時や仕事の休憩中など、すきま時間にはスマホやタブレットのアプリで勉強しましょう。片手で問題がサクサク解けるので、いちいち重たいテキストを持ち歩く必要もありません。


無料のものから有料のものまで様々な種類があるので、色々試して自分に合ったものを見つけてみて下さい。空いた時間に過去問を解くことを毎日の習慣にすれば、合格がきっと近づくはずです!


★当サイトの過去問クイズも是非ご活用ください!


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1級土木施工管理技士の試験日程

最後に、1級土木施工管理技術検定について、令和5年度の試験日程をご紹介します。


●第一次検定

申込受付期間:2023/3/17(金)~3/31(金)

試験日   :2023/7/2(日)

合格発表日 :2023/8/9(水)


●第二次検定

申込受付期間:2023/3/17(金)~3/31(金)

試験日   :2023/10/1(日)

合格発表日 :2024/1/12(金)


受験の申込は「インターネット申込」と「書面申込」のいずれかで行います。なお、初めて1級土木施工管理技術検定を受験する際は、受験資格等の審査があるため、「書面申込」のみの受付となります。


受験手数料は、第一次検定・第二次検定ともに10,500円です。したがって、1級土木施工管理技士の資格を取得するためには、合計21,000円の手数料がかかります。


なお、試験日程は事情により変更される可能性があります。最新の情報は、土木施工管理技術検定の運営団体である「一般財団法人 全国建設研修センター」の公式サイトにてご確認ください。


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まとめ

今回は、1級土木施工管理技士の合格率をもとに、試験の難易度をお伝えしました。また、試験内容や勉強方法、試験日程についてもご紹介しました。


1級土木施工管理技術検定は、けっして簡単な試験ではありません。合格するためには、十分な勉強期間を設けて、しっかり対策する必要があります。ですが、諦めずに努力して資格を取得すれば、施工管理として働く上での大きな武器になるはずです。

この記事が、1級土木施工管理技士を目指す方のお役に立てば幸いです。


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