退職~入社で必要な書類まとめ|転職前に確認しておきたい手続きの流れをご紹介!

目次

こんにちは、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」です。


現在の会社を退職する時と、新しい会社に入社する時には、様々な手続きが発生します。中には「退職先から受け取って、転職先に提出する書類」なども存在するので、事前に把握していないと、提出直前で慌ててしまうかもしれません。


そこでこの記事では、退職時と入社時に返却や提出が必要になるものについてご紹介していきます。転職先での新たなスタートを気持ちよく切るために、ぜひ参考にしてみて下さいね。


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退職する会社に返却するもの

まずは、退職する際に返却しなければならないものについて確認しておきましょう。


健康保険被保険者証

会社を退職すると、加入していた健康保険からも脱退することになります。入社時に支給された保険証は、退職時に返却しましょう。なお、退職日と転職先への入社日の間が1日でも空く場合は、健康保険の変更手続きが必要です。


身分証明書、名刺

社員証、社章、入館証、IDカードなど、その会社の社員であることを証明するものは全て返却します。なお名刺については、取引先から受け取ったものも返却を求められる場合がありますので、確認しておきましょう。


制服・作業服

会社から支給された制服や作業服があれば、クリーニングに出してから返却します。最終出社日まで制服・作業着を着用し、後日郵送する場合は、返却期日を確認しておきましょう。


通勤定期券

バス・電車などの定期券について、会社から現物支給されていた場合は返却します。


その他

会社の経費で購入した事務用品や書籍などがあれば返却します。また、業務で使用・作成した書類やデータ(企画書、図面、顧客リスト、プログラムなど)も返却し、自分の手元には残さないようにしましょう。


退職する会社から受け取るもの

次に、退職する際に会社から受け取るものをご紹介します。中には退職当日に受け取れない書類もありますので、引越しの予定がある場合は、郵送してほしい住所を伝えておきましょう。


離職票

退職したことを証明する書類です。正式名称は「雇用保険被保険者離職票」で、2通1組で発行されます。

●受取時期:退職日から10日前後
●提出先 :ハローワーク(転職先が決まっていない場合)

失業手当の受給を申請するため、ハローワークに提出します。転職先が決まっている場合は基本的に不要ですが、まれに転職先の企業から提出を求められることもあるので、事前に確認しておきましょう。
なお、もし紛失してしまった場合は、ハローワークで再発行申請を行いましょう。


雇用保険被保険者証

雇用保険に加入していることを証明する書類です。その人が初めて雇用保険に加入した時、すなわち、最初の就職時に発行されます。基本的に会社で保管されており、退職時に本人に渡されます。

●受取時期:退職時
●提出先 :転職先の会社

雇用保険の加入手続きのため、転職先の会社に提出します。
なお、もし紛失してしまった場合は、ハローワークで再発行申請を行いましょう。


源泉徴収票

その年に会社から支払われた給与等の総額と、納めた所得税の金額が記載された書類です。通常は年末調整後の12月~1月に発行されます。退職時には、その年の1月1日~退職日までの給与に基づいた源泉徴収票が発行されます。

●受取時期:退職日から1ヶ月以内
●提出先 :転職先の会社(退職と入社が同年の場合)

退職した年に転職先へ入社した場合は、転職先がまとめて年末調整を行うため、前職の源泉徴収票を転職先に提出します。年内に再就職しなかった場合、転職先への提出は不要ですが、自身で確定申告を行う必要があります。いずれにせよ必要な書類なので、必ず受け取りましょう。
なお、もし紛失してしまった場合は、退職した会社に問い合わせましょう。


年金手帳

公的年金制度の加入者であることを証明する手帳です。20歳になった時に発行されます。入社時に会社へ提出し、そのまま会社で保管していた場合は、退職時に返却されます。

●受取時期:退職時(会社で保管していた場合)
●提出先 :転職先の会社

厚生年金の加入手続きのため、転職先の会社に提出します。ただし、平成30年3月から、それまで基礎年金番号で行っていた各種届出・申請をマイナンバーで行えるようになったため、年金手帳の提出は不要とする企業もあります。
なお、もし紛失してしまった場合は、住所地の市区町村役場または年金事務所(状況により申請先が異なります)で再発行申請を行いましょう。


入社する会社に提出するもの

最後に、入社する際に転職先の会社から提出を求められる書類等について、代表的なものをご紹介します。企業によって、提出が必要なものは異なりますので、しっかり確認しておきましょう。


退職先から受け取り、転職先へ提出するもの

退職する会社から受け取るもの」の項でご紹介した下記3点については、転職先から提出を求められることが多いです。退職した会社から受け取ったら、入社時まできちんと保管しておきましょう。

●雇用保険被保険者証
●源泉徴収票(退職と入社が同年の場合)
●年金手帳


転職先から受け取り、記入して提出するもの

入社する会社から渡され、必要事項を記入して提出するものとしては、下記が挙げられます。


給与振込先の届出書

給与を振り込んでもらう銀行口座を申告する書類です。必要事項を記入・捺印し、提出しましょう。


給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

扶養控除などの各種控除を受けるために必要な書類です。配偶者や扶養家族の有無に関わらず、給与の支給を受ける全ての人が申告します。必要事項を記入・捺印し、提出しましょう。


健康保険被扶養者(異動)届

扶養家族が、転職先の健康保険へ加入するために必要な書類です。扶養家族がいる場合は、必要事項を記入・捺印し、提出しましょう。扶養家族がいない場合は、提出不要です。


会社によっては提出が必要なもの

その他、転職先の企業によっては、下記の提出が求められる場合もあります。


健康診断書

病院などで発行された健康診断書の提出を求められる場合があります。前の会社で受けた定期健診の結果表で可とする場合や、医療機関での受診を求められる場合など、企業によって基準が異なりますので、きちんと確認しましょう。


入社誓約書(入社承諾書)

就業規則や秘密保持等について記載された書類です。内容にきちんと目を通し、問題がなければ、必要事項を記入・捺印し、提出しましょう。


身元保証書

自身の身元を証明するとともに、もし会社に損害を与えた際は賠償責任を負うことを保証する書類です。提出を求められた場合は、自分以外に、保証人の署名・捺印も必要になります。一般的には、親族を保証人として立てることが多いです。


免許・資格の証明書

職種によっては、業務に必要な免許や資格の証明書について、提出を求められる場合があります。
特に、当サイト「施工管理求人.com」に掲載されているような、建設業や技術職の求人の場合、入社時に免許・資格の証明書を求められることが多いです。


書類の流れを把握して、円満退職&スムーズ入社を!

心機一転、新しい会社で頑張るぞ!と意気込んでいるタイミングで、退職先からの受け取り忘れが発覚した……なんて事態は、できる限り避けたいですよね。退職や入社の直前で慌てることがないよう、必要な書類等の流れはしっかり把握しておきましょう。
この記事が、少しでも皆さんの転職活動のお役に立てば幸いです。


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