差別化が大事!施工管理の面接、印象に残る未経験者のアピール方法

目次

こんにちは、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」です。


未経験から施工管理へ転職しようと考えている方は、主に「経験不問」や「未経験歓迎」などと書かれた求人に応募することになりますよね。


しかし、「未経験でも大丈夫だからチャンス」と思いきや、なかなか次の面接に進めない、なんてことありませんか?また、「同じように未経験な人たちの中で、どうすれば自分を選んでもらえるのだろう…」と不安な方も少なくないと思います。


この記事ではそんな方に向けて、施工管理の未経験者が面接でより印象に残るアピールをするための方法をご紹介していきます。
ぜひ、内定に近づくための参考にしてくださいね!


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施工管理の未経験者が面接でアピールすべきこと

まず、施工管理の未経験者は、面接で何をアピールすべきなのでしょうか。
採用担当者が未経験者の何を見ているかを踏まえると、アピールすべきことは以下の3つ(+α)と言えます。

・入社後に成し遂げたいこと

・「その会社」の「施工管理」を選んだ明確な理由

・会社の求める人物像に合致すること、周りと問題なくやっていけること

(+α)これまでの仕事で身につけた「施工管理にも生かせる能力」


★詳しくはこちらの記事もご覧ください!


これらのアピールポイントをしっかり採用担当者に届けることが、未経験者が内定を勝ち取るために大事なことです。


しかし、未経験者は経験者と違い、直接的にアピールできる施工管理の実績がないこともあり、ともすると誰でも言えるような内容を話してしまいがちです。そうすると、印象に残らないまま選考が終わってしまう可能性が高くなります。


印象に残るには「差別化」が大事

未経験者が面接官の印象に残り、内定獲得に近づくためには、自分を、他の未経験者と「差別化」することが大事です。


ここで言う差別化とは、何か突飛なことを言って目立ちましょう、ということではありません。

「同じようなことを言う未経験者の一人」としてではなく、「独自の経験や考え方を持った一人の候補者」として、面接官にあなたを認識してもらう、ということです。


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施工管理の面接で、他の未経験者と差別化するには?

とはいえ未経験者は、施工管理の専門知識や技術がないという点では横一列であるため、アピールポイントそのものではあまり差がつきません。


その中で、ほかの未経験者と差別化するには、そのアピールポイントを面接官にどれだけ効果的に伝えられるかということがカギになります。


一言でまとめると他の人と似たり寄ったりに聞こえてしまうアピールも、それに至ったきっかけや過程、感じていることは一人一人必ず違い、そこにあなただけの独自性があります。

話の内容・伝え方を工夫することで、他に埋もれない「あなたならでは」の部分を面接官に強く印象付けましょう。


とにかく具体性を極める

面接官にアピールポイントを効果的に伝えるには、まず話の内容をとにかく具体的にしてみましょう。

話を聞いた面接官も映像をイメージして追体験でき、印象に残りやすい上、話の内容に独自性が出る、事実に基づくため納得感が増す、などの効果もあります。


面接で具体性のある話をするためには、以下の3点を踏まえて準備しましょう。


●徹底的に調べる

面接で具体的な話をするためには、その準備として、応募先企業における施工管理の仕事内容や、経営方針などの企業の特徴となる情報を、徹底的に調べておく必要があります。


具体的に話すことはアピールポイントを効果的に伝える上で大切ですが、一方で、仕事内容や企業の方針などについて調査不足・理解不足があった場合、抽象的な話よりごまかしがきかないというリスクもあります。
面接で調査不足・理解不足が露呈するのを防ぐためには、自分で調べられる範囲のことは徹底的に調べておきましょう。


調べる際は採用サイトだけでなく、企業ホームページ全体やIR情報(上場企業が投資家に向けて発信している、財務や今後の経営方針などの情報)にもしっかり目を通しましょう。可能であれば競合他社の特徴や、業界内での立ち位置などについても調べておくのがおすすめです。


なお、注意したいのが、調べた内容を面接官に一通り話して満足しないということです。この調査はあくまで、アピールポイントと自分の中にある具体的なエピソードをつなぐための下準備です。


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●エピソードの解像度を上げる

話の内容を具体的にするためには、アピールポイントを説明するときに例示するエピソードの解像度を上げてみましょう


解像度は、もともとは画像などの表示の細かさ度合いのことですが、ここでは「話の内容の詳細さ度合い」のことを指します。

エピソードの解像度を上げるとはつまり、自分の経験の詳細な内容が面接官に分かるように、詳しく掘り下げて話すということです。


話の解像度を上げると、面接官は映像をイメージして、追体験することができます。このように頭を動かしてもらうことで、印象に残りやすくなります。


【△解像度が低い例】

私は、現職で複数の案件を同時進行してきた経験があるので、マルチタスク能力には自信があります。

↓経験の詳しい内容が分かるようにすると……

【◎解像度が高い例】

私は、マルチタスク能力には自信があります。
現職では、通常1ヶ月で3~4つくらいの案件を進めるのですが、昨年の1~3月は非常に忙しく、1ヶ月で7つの案件を同時に進めることになりました。それぞれに締め切りがあり、チームメンバーとのやり取りも発生するため、7つの案件をバランスよく確実に進行する必要がありました。
そこで私は、通常の1日単位の進捗スケジュールのほかに、1日の中で案件の優先順位を明確にした時間単位のスケジュールを作成し、時間で作業を区切ってバランスよく進めることにしました。こうすることで、それぞれの作業を確実に進めることができました。
また、そのスケジュールと進捗をチームメンバーにも毎日共有することで、確認作業もスムーズに進めていくことができました。
この経験から、マルチタスク能力には自信を持っています。


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●入社後の姿も具体的に想像させる

企業側が重視している一方で、求職者側が面接で意外とアピールしきれていないのが、「入社後の姿」です。
面接で自分なりに立てたキャリアプランを説明し、面接官に入社後の活躍を想像してもらうことができれば、他の未経験者と差をつけることができますよ。


キャリアプランとは、入社後の自分の理想像を設定し、それを目指して立てた具体的な行動計画のことです。


これを立てるためにはまず、「その企業の施工管理がどのくらいの経験を積んで独り立ちし、何年くらいでステップアップ、さらにどんな資格を取ることで、どんな種類・規模の工事を担当していくことになるか」というキャリアパスを知る必要があります。

キャリアパスは採用サイトや社員インタビュー、企業のSNSなどを活用して調べてみましょう。


しかし、それらに記載がない場合、自分の周囲にその企業の人がいない限りは、調べるのが困難です。
そんなときは、一般的な施工管理を参考にキャリアプランを立てておき、面接の逆質問で確認してみると良いでしょう。直接社員に聞くことで仕事への理解が深まると同時に、面接官へ志望度の高さをアピールすることができます。


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伝え方を工夫する

面接でアピールポイントを効果的に伝えるには、話の内容だけでなく、伝え方を工夫することも大切です。仮に内容が同じでも、伝え方次第では、記憶に残って思い出しやすいアピールにすることができます。


ここでは、すぐに使える「伝え方の工夫」として、以下の2つご紹介します。


●「感情」を上手に使う

面接では基本的に、自分の考えや経験を論理的に分かりやすく伝えることが大切です。


しかし、ぜひとも面接官の心を動かして印象に残したい、エピソードの「ここぞ!」という場面では、その時の自分の感情も織り交ぜて共感を誘うのも手です。話の中に共感する部分があると、心が動いて記憶に残りやすくなります。


また、少し上級編ですが、エピソードの中に対局となる感情(悔しい・清々しい など)を盛り込むと、より大きく心を動かせるため、さらに効果的です。


ただし、感情を盛り込みすぎると、肝心のアピールポイントが伝わりづらくなるため、やりすぎにはくれぐれも注意が必要です。


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●自分にキャッチコピーを付ける

アピールポイントを効果的に伝える工夫として、「自分にキャッチコピーを付ける」という方法があります。


面接では自分を良く見せるため、「あれもこれもたくさん伝えたい!」と思ってしまいますよね。しかし、その思いのまま話し始めると、話が長くなったり、いくつも要素が入って複雑になったりします。

それでは逆に言いたいことが面接官に伝わらず、記憶にも残りにくいアピールとなってしまいます。


面接官に興味を持ってもらって、記憶に残るためには、自分自身の「見出し」となる短い言葉をつけてみましょう。とはいえキャッチコピーは「つかみ」なので、そのあとは具体的な経験を挙げて、納得感のある説明をするのが大切です。


【例】

●アピールしたい内容

トラブルが発生しても、状況を冷静に判断して対策を立てられる「問題解決能力」


●キャッチコピーと、その説明

私のことは「ロボット掃除機」のような人間と覚えてください。


部屋の形や床の状況を感知し、それに合わせたルートで確実に部屋をきれいにしてくれるロボット掃除機のように、仕事で困難な状況が発生したときも、冷静に状況を判断し、解決に導くための道筋を立てることができます。
実際に、……(具体的なエピソードに続く)


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面接で差別化するには、慣れも必要

ここまで、他の未経験者と差別化するためのテクニックについてご紹介してきました。


しかし、これらを面接で使いこなして差別化できるようになるには、何度も練習して、ある程度受け答えに慣れておく必要があります。そのためには実際に人に話す経験を積むのが一番なので、可能であれば家族や友人にも協力してもらいましょう。


ただ面接は、なかなか一発でうまくいくものではないので、「練習を積んだのにうまくできなかった…」と思っても、そこまで落ち込む必要はありませんよ。


また、その仕事や企業が本当に自分に合うかどうかは、求人票だけでは分かりません。面接に行って志望度が変化した、というのもよくある話です。
もし今気になっている求人が複数あるのなら、全てに応募して、面接で実際に社員と話してみることを強くおすすめします。


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まとめ

今回は、未経験から施工管理へ転職する方に向けて、面接で埋もれず印象に残るアピールをする方法をご紹介しました。


コミュニケーションはよくキャッチボールに例えられますが、面接も同じです。自分が投げたいように投げるのではなく、相手が受け取りやすいように投げ方を工夫するのが大切です。

この記事を参考に、面接という限られた時間の中でも印象を強く残すことで、候補者の中から選ばれる人材になりましょう。


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