施工管理の面接で聞かれる質問とは?|転職に役立つ回答例をご紹介!

目次

転職活動において「面接」は、企業の採用担当者や代表と直接話すことができる、非常に大きなチャンスです。だからこそ、「どんな質問をされるんだろう?」「どんな回答をすればいいんだろう?」という悩みを抱える方も多いと思います。


そこでこの記事では、施工管理の面接でよく聞かれる質問と、その回答例についてお伝えします。また、求職者から企業に「逆質問」する際の例についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。


施工管理の面接でよく聞かれる質問と回答例

まずは、施工管理の面接において聞かれやすい質問と、経験者・未経験者それぞれの回答例をご紹介します。


自己紹介をお願いします

面接を始めるにあたり、まずは自己紹介を求められる場合が多いです。第一印象を左右する質問なので、聞き取りやすい声量ではっきりと話すことを心がけましょう。


最初に氏名を名乗り、職務経歴志望理由を簡潔に述べて、「本日はよろしくお願いします」と締めくくります。職務経歴と志望理由は、後ほど改めて質問される場合が多いので、この段階ではあくまで要点だけを伝えましょう。


<経験者の回答例>

●●(氏名)と申します。
現職では、建売住宅の建築施工管理を担当しています。これまでの経験を活かし、お客様の理想を反映した家づくりに携わりたく、御社の注文住宅部門に応募させていただきました。
本日は、どうぞ宜しくお願いいたします。


<未経験者の回答例>

▲▲(氏名)と申します。
これまでは、電気工事士として、主に工場の設備工事に携わってきました。今後のキャリアを考えた時に、管理業務に挑戦したいという気持ちがあり、地元で数々の施工管理実績を残されている御社を志望いたしました。
本日は、どうぞ宜しくお願いいたします。


職務経歴を教えてください

転職の面接では、ほぼ100%「これまでの職務経歴」について質問されます。企業側は、この質問を通して「応募者がどのような業務に携わってきて、どんなスキルを持っているのか」、そして「そのスキルを自社で活かせそうか」を確認しようとしています。


そのため、この質問に回答する際は、携わってきた業務の内容だけでなく、業務を通じて身につけたスキルについても伝えましょう。


異業種から施工管理に転職する方の場合は、管理スキルやコミュニケーションスキルなど、施工管理にも応用できるようなスキルがあることをアピールできると良いでしょう。


<経験者の回答例>

新卒で地元の建設会社に入社し、約5年間、RC造マンションの新築工事における施工管理業務を担当してきました。
工程・品質・原価・安全の四大管理に加え、AutoCADでの図面作成も経験しております。


<未経験者の回答例>

前職では、不動産の営業をしておりました。入社3年目でチームリーダーとなり、4年連続でチームの売上目標を達成することができました。
建築施工管理は未経験ですが、前職で培った住宅の知識と、チーム管理の経験を活かし、御社に貢献できればと考えております。


転職理由を教えてください

転職理由は、前職(または現職)の退職理由と密接に関わるため、答え方に迷う方も多いと思います。企業側が転職理由を聞く意図は、応募者が「自社で活躍してくれそうか」「すぐに辞めてしまわないか」を確認するためです。


もし退職理由が「給与に不満があったから」「残業が多く辛かったから」といったネガティブなものの場合は、「何が不満だったか」よりも「転職してどうなりたいか」を中心に語ることで、ポジティブな伝え方をしましょう。


<経験者の回答例>

現職では、アパート新築に伴う電気工事の施工管理を担当しています。
「まっさらな建物に電気を通す」この仕事に大きなやりがいを感じており、より大規模な現場に挑戦したいと思うようになりました。求人を探す中で、オフィスビルや商業施設など、大規模施設の施工管理を得意とされている御社に強く惹かれ、転職を決意しました。


<未経験者の回答例>

飲食チェーンの店長として長く勤務してきましたが、新型コロナウイルスの影響で事業が縮小し、将来に不安を感じるようになりました。
「手に職をつけたい」という思いから色々な職業を調べる中で、昔から憧れていた建築の仕事に携われる「施工管理」の仕事を知り、御社に応募させていただきました。



志望動機を教えてください

「その企業を志望する理由」は、「その企業でなくてはならない理由」と言い換えることができます。したがって、志望動機を伝える際には、どの企業にも当てはまるようなことではなく、その企業独自の魅力について語ることが重要です。


企業側は、志望動機の質問を通して、応募者の「自社に対する理解度」も確認したいと考えています。面接に臨む際には、企業理念や事業内容、施工実績などをきちんと調べておきましょう。


<経験者の回答例>

Uターンを機に、地元に貢献できる仕事がしたいと考えており、地域密着で工事をされている御社に強く惹かれました。
また、御社の事業内容や施工実績を拝見し、学校や官公庁などの公共工事を数多く手掛けられている点も、大きな魅力に感じています。私は前職で公共施設の施工管理を担当しておりましたので、その経験を御社で活かせればと考えております。


<未経験者の回答例>

昔からダムが好きで、土木関係の仕事に就きたいと考えていました。転職を検討している時に、全国のダム建設を手掛けられている御社の求人を見つけ、ぜひ挑戦したいと思い応募いたしました。
また御社には、未経験で入社し、長く活躍されている先輩方が多くいらっしゃると伺っております。私も施工管理の業務は未経験のため、その点も非常に魅力的だと感じております。


入社後のキャリアプランを教えてください

企業側がキャリアプランを質問する意図は、「応募者が仕事に対して目標やビジョンを持っているか」、そして「その目標やビジョンは自社で実現できるものか」を確認することです。


転職活動の最中は、「内定を獲得すること」が目的となってしまいがちですが、転職の本当の目的は「転職先で自分の希望する働き方を実現すること」です。その目的を達成するためにも、応募企業で自分が働く姿をイメージし、数年後にどんな仕事をしていたいのかを明確にしておきましょう。


<経験者の回答例>

もし任せていただけるのであれば、これまでの経験を活かし、図面作成から現場の安全管理まで幅広い業務に挑戦したいです。
また、前職ではチームリーダーとして部下育成も行なっておりましたので、将来的にはマネジメント業務にも携われたらと考えております。


<未経験者の回答例>

御社に採用していただけましたら、まずは日々の業務に真摯に取り組み、1日でも早く施工管理として一人立ちを目指したいと思います。
実務経験を積んだ後は、2級施工管理技士の資格を取得し、主任技術者として工事を担当できるようになりたいと考えています。


他に受けている企業はありますか

応募者の転職活動の状況は、企業側にとって気になるポイントです。複数社の選考を受けている場合、「正直に言うと不利になるのでは?」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、その可能性はほとんどありません。


企業側も、応募者が自社以外の選考も受けていることは想定しています。隠したり嘘をついたりする方が、後々トラブルに繋がりやすいため、現在の選考状況は正直に伝えましょう。


ただし、志望順位を確認された際には、「御社が第一志望です」と伝えましょう。同じ趣旨の質問として「内定を出した場合、当社に入社してくれますか?」と聞かれることもありますが、この場合も「ぜひ入社させていただきたいです」と前向きな回答をしましょう。


<回答例>

御社の他、2社の施工管理求人に応募しています。1社は一次面接、もう1社は二次面接に進んでいる状況です。私としては、御社が手掛けられている大型施設工事に大きな魅力を感じているため、もし内定を頂けたら、ぜひ御社に入社したいと考えております。


施工管理の面接で「逆質問」をする時の質問例

面接の終盤には、ほとんどの場合「何か質問はありますか?」と尋ねられます。この「逆質問」の機会をうまく活用すれば、入社後のミスマッチを防いだり、企業側に自分を印象づけたりすることができます。


そこで、ここでは「何か質問はありますか?」と聞かれた際におすすめの「逆質問例」をご紹介します。面接に臨む際は、ぜひ参考にしてみて下さいね。


意欲をアピールする逆質問の例

●入社前に勉強しておいた方が良いことはありますか?

●施工管理技士の他に、業務で必要な資格やスキルはありますか?

●入社後は、どのような流れで実際の業務に携わるのでしょうか?


その企業で働きたいという意欲をアピールする場合は、逆質問を活用し、積極的に学ぼうとする姿勢を示すのがおすすめです。
また、入社後の具体的な業務について詳しく聞くことで、志望度の高さをアピールすることもできます。


長所をアピールする逆質問の例

●建築士の資格を保有しているのですが、御社での業務に活かせるでしょうか?

●AutoCADでの図面作成経験があるのですが、御社での業務に活かせるでしょうか?

●私はこれまで、先輩の業務報告から見習うべき部分を見つけ、自身の業務に反映させてきました。御社では、各案件の業務報告を聞けるような定例ミーティング等は実施されているでしょうか?


保有資格や経験について、面接の中であまり言及できなかった場合は、逆質問を活用してアピールするのも効果的です。
また、質問内容を工夫すれば、「コミュニケーション能力の高さ」や「粘り強く仕事に取り組む姿勢」など、資格・経験以外の長所について印象づけることも可能です。


ただし、あくまでメインは「質問」部分。「●●が得意です」と断言するのではなく、「●●を活かせるでしょうか?」と謙虚に尋ねるようにしましょう。


入社後のミスマッチを防ぐ逆質問の例

●御社で活躍されている方に共通する特徴はありますか?

●前職では月40時間ほど残業をしていたのですが、御社の平均残業時間はどれくらいでしょうか?

●1年の中で、仕事の繁忙期はいつ頃でしょうか?


その会社で働く人の雰囲気や、給与・休日などの待遇面については、入社前に確認しておきたいポイントであると同時に、ストレートには聞きづらいことでもありますよね。そんな時は、質問の仕方を少し工夫してみましょう。


たとえば、「活躍している社員の特徴」を聞くことで、その会社の雰囲気や評価基準を掴むことができます。また、残業の多さを知りたい時は、「前職ではこうでしたが」という前置きをつける、繁忙期を確認することで残業の話題に誘導する等、少し遠回りな聞き方をすることをおすすめします。


まとめ

今回は、施工管理の面接でよく聞かれる質問と回答例、そして逆質問の例についてお伝えしました。


面接本番は、誰でも緊張するもの。事前準備をしていないと、言葉につまって困ってしまう場面もあると思います。大切な転職のチャンスをつかむためにも、しっかり対策をして面接に臨むことをおすすめします。その際には、是非この記事をお役立てください!