施工管理の転職、給与交渉はしていい?|年収アップの方法を解説!

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こんにちは、建設業に特化した転職エージェントの「施工管理求人.com」です。


施工管理として別の会社への転職を考えている経験者の方の中には、「年収アップ」も転職目的の一つとされている方が、少なからずいらっしゃると思います。


しかし、はじめからすべての希望がかなう転職先に出会えるのはまれで、仕事内容などは魅力的なのに給与が希望より低かったり、求人票を見ただけでは給与がいくらになるか分かりにくかったりする場合が、数多くあります。


そんなとき、希望を叶える一つの選択肢として浮上するのが「給与交渉」です。


とはいえ、「給与交渉なんかしたら不採用になるのでは?」「そもそもやり方が分からない」という不安が勝るのが正直なところではないでしょうか。


そこでこの記事では、施工管理経験者の方に向けて、そもそもの給与交渉の是非や、交渉の進め方について解説していきます。
話を切り出すタイミング注意点などについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!


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そもそも給与交渉ってしていいの?

給与交渉はしていい


結論から言うと、給与交渉をすること自体はなんら問題ありません。給与交渉をしたという事実だけで不採用になることはないので、安心しましょう。


むしろ、入社前に給与交渉をせず、雇用契約を結んだあとに給与を上げてもらおうとするのは、一度納得して結んだ契約を無視することとなり、企業から「非常識な人だ」と捉えられる可能性があります。


また、入社時の給与は我慢して、その後の昇給を期待する、という選択肢もありますが、日本の昇給率は世界の主要な国の中でも低い水準(※)にあり、スタートの金額の差が埋まりにくいという側面があります。

※参考:KORN FERRY「GLOBAL REWARDS PULSE SURVEYーCompensation practices and salary increase projections for 2022


給与交渉は必ずしも成功するわけではありませんが、希望の給与がある方は、最初に交渉をしておくのがおすすめです。


その一方で、給与交渉の進め方や態度を間違えると、企業に「信用できない人だ」と思われたり、採用担当者の心証を悪くしたりして、不採用につながってしまう可能性もあります。
そのため、これから解説する内容によく注意して進めることが大切です。


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転職活動で給与交渉をするならどのタイミング?

転職活動中、企業に「非常識」と思われることなく給与交渉をするためには、話を切り出すタイミングが重要です。なお、以下のように、置かれた状況によっても最適なタイミングは変わってきます。


求人票で自分の給与額の見当がつく場合

求人票で、自分が入社した際の大体の給与額が分かり、面接の際に面接官からも給与関係の話題が出なかった場合、給与交渉は「内定通知後かつ内定承諾前」に切り出すのがベストです。


企業は労働者と契約を取り交わす前に、必ず労働条件の提示をすることになっています。そのため、内定通知とともに、「労働条件通知書」などの名称で、労働条件が明示された書類が送られてきます。
その中の「賃金」の項目を確認しましょう。


その上で再検討をお願いしたい場合は、給与交渉の余地があるか、採用担当者に聞いてみましょう。
その際、具体的な上げ幅(月給を〇万円・〇%上げてほしい等)+納得してもらえるような根拠を示すのが、成功率を上げるポイントです。


なお、労働条件通知書は、そのままあなたの労働契約の内容となります。内定を承諾する前によく読んで理解し、疑問点は解消しておきましょう。
くれぐれも、内定を承諾してから条件の変更を求めることがないようにしましょう。


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求人票の給与額に幅がある場合

求人票の給与額に幅があり、自分の給与額の見当がつかない場合は、面接の最後に設けられることが多い「逆質問」のタイミングで、自分の想定給与を聞いてみるのもアリです。

そこで提示された額が希望よりも低かった場合、正直に希望の額があることとその根拠を伝え、自然な流れで給与交渉を切り出しましょう。


ただ、ここで注意すべきなのが、面接官に「給与で転職先を決めようとしているのでは」と思われないようにすることです。企業が求める人物像とマッチしていないと判断されれば、結果として不採用になることもあります。


誤解を防ぐためには、志望動機や自己PRで企業および仕事への熱意をしっかりと示し、逆質問でも仕事に関する質問をするなどして、あらかじめ意欲の高さを印象付けておきましょう。
給与についてはそのあとの、逆質問2つ目以降に聞くのがおすすめです。


なお、給与についての逆質問は、一次面接ではなく、できるだけ選考が進んだタイミングで切り出すのが無難です。「実際に働く想定をしている」と付け加えれば、印象はさらに良いでしょう。


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企業側から希望給与について質問された場合

面接の際に、面接官が希望の給与などについて質問してくれる場合もあります。その場合は上記の2つに関係なく、正直に答えましょう


逆に、面接官から質問されたタイミングで希望を伝えず、あとから交渉を切り出すのは、話に一貫性がなく信用できない人物だと思われる可能性があるので、避けるべきです。


ただし、面接官が給与の希望について確認してくれた際も、

 ・給与だけが目的と思われないように

 ・根拠を示して

 ・謙虚に

以上の3点に気を付けて伝えるよう心がけましょう。


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施工管理の給与交渉のやり方は?

給与交渉を成功させるには、希望給与額を企業に納得して受け入れてもらう必要があります。

そのためには、その金額が妥当である根拠を示すことと、企業が現実的に支払い可能な金額を提示することが大切です。


交渉の前に、以下の4点を準備することで、「根拠」と「金額」両方のポイントを押さえましょう。


現在の給与を詳細に把握する

施工管理経験者の採用では、前職の給与も考慮して金額を決定する、という企業は少なくありません。
しかし、口頭で自分の年収を正確に説明できる人は、意外と少ないものです。


転職により年収を上げたいと考えるなら、まずは現職の年収(額面)を詳細に把握し、説明できるようにしておきましょう。その際は、そこに残業代や手当がいくら含まれるのかについても把握しておくと安心です。


なお、前職の年収から10%前後のアップを交渉する施工管理経験者が多いようですよ。


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施工管理の給与の相場を把握する

本人の資格や経験にもよりますが、そもそも施工管理という仕事の相場から外れない給与額を提示するのが、給与交渉の成功率を上げるコツです。
同年代の施工管理職の平均年収などを調べて、事前に年収相場をつかんでおきましょう。


ちなみに、施工管理の年齢ごとの平均年収は、こちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください!


また、「給与テーブル」という、等級別の賃金表を用意している企業では、それに照らして社員の給与を決めています。そのため、企業によっても給与水準は変わってきます
応募先の企業が出している他の求人なども調べ、その企業の給与水準を大まかに把握しておくと、的外れな金額を提示してしまう失敗を防げるでしょう。


なお、その企業の全体的な給与水準が現在の職場よりも低そうな場合、その企業に転職することで年収を上げるのは難しいと考えた方が良いでしょう。


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どんな活躍ができるか棚卸する

あなたがその企業で「どんな活躍ができるのか」によって、当然企業が支払う金額は変わってきます。
これを示すためには、これまでの実績・スキル・資格などが根拠となるため、給与交渉の前に棚卸して整理しておきましょう。


「施工管理として○○の業務を経験し、こんな結果を出してきたため、御社でもその知見を活かせる」のように、具体的な仕事の事例をもとに伝えると、納得感のある根拠になります。


特に、プロジェクトのマネジメント経験やリーダー経験は、給与交渉の大きなアピール材料となるため、役職としてのリーダーでなくても積極的に伝えましょう。


一方で、自分を過大評価していると捉えられるアピールは、「自己分析ができていない」「仕事への理解が足りていない」と思われて逆効果です。また、仕事への熱意など、客観的に推し量れないものだけでは根拠にならないということは、肝に銘じておきましょう。


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いくらであれば納得できるか決めておく

給与交渉はあくまで交渉であるため、必ずしも希望通り進むというわけではありません。
仕事内容などが魅力的で、志望度が高い企業であるほど、場合によっては給与額を多少妥協して、落としどころを見つける必要も出てきます。


そのため、理想的な給与額だけでなく、自分が納得できる最低ラインの給与額もあらかじめ決めておきましょう


事前に最低ラインの給与額を決めておかないと、いざ内定が出たときに入社の判断に迷ってしまったり、交渉時は妥協して受け入れたものの、冷静になって考えると「やはり納得いく金額に達していなかった」と後悔したりすることになるかもしれません。


給与交渉の際は、理想的な給与額と、納得できる最低ラインの給与額を自分の中で決めて、その間で落としどころを探りましょう。


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給与交渉に注意点はある?

ここまでは、給与交渉を切り出すのに最適なタイミングと、交渉のやり方についてご紹介してきました。
加えて、実際に給与交渉を進める際は、以下の3つの注意点も頭の片隅に置いておきましょう。


●謙虚かつ柔軟な態度で交渉する

給与交渉をするときの態度や口調は、くれぐれも謙虚でいることを心がけましょう。


もちろん希望の給与は、根拠とともにはっきり伝えるのが大切ですが、いくらであなたを雇いたいか最終的に決めるのは企業です。
そのため「○○円でお願いします。」のように強硬な姿勢ではなく、「希望は○○円ですが、御社の決定に従います。」のように、柔軟に対応する姿勢を示しましょう。


●下手(したて)に出すぎない

給与交渉の際、必要以上に下手に出たり、恐る恐る話したりするのはやめましょう。「謙虚」と「自信がなさそう」は別物です。
給与交渉では希望する給与額の根拠を示して、企業に納得してもらう必要があるのに、自信がなさそうに説明されたら説得力に欠けますよね。


また、交渉をすることに対してどこか申し訳なく感じる方もいるかもしれませんが、その必要は全くありません。謙虚に、冷静に、自信をもって交渉しましょう。


●年収アップを転職の一番の目的にしない

経験やスキル次第ではあるものの、転職で年収がアップするかどうかは、実際、求人との巡りあわせの部分もあります。そのため、そもそも年収アップを転職の一番の目的にするのは、あまりおすすめできません


希望年収だけにこだわるあまり、希望の仕事内容や働き方をないがしろにしてしまうと、転職できたとしても不満が残ります。実際に給与交渉を行う前に、転職の一番の目的は何なのか、今一度明確にしておきましょう。


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なお、一人で給与交渉を進めるのが不安な方は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーがあなたに代わって企業との給与交渉などを進めてくれます。


★転職エージェントについては、こちらの記事も合わせてご覧ください!


まとめ

今回は、施工管理経験者の方に向けて、転職活動で給与交渉をする是非と、切り出すタイミングや交渉の仕方などについてご紹介してきました。


給与は生活に大切で、誰もが気になるものですが、そればかりを気にした転職活動はうまくいきません。
仕事内容や関わりたい工事など、転職の軸になる部分に加えて、「給与交渉」というカードを上手に使うことで、理想の転職を叶えてくださいね。


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