二級建築士の難易度・合格率|難関試験に合格した人の勉強法をご紹介!

目次

こんにちは、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」です。


「二級建築士の資格を取ろうと思っているけれど、どのくらい難しいんだろう?」
二級建築士の受験を検討するにあたって、試験の難易度や合格率は気になるポイントですよね。


そこでこの記事では、二級建築士試験の合格率と、一級建築士や建築施工管理技士など関連資格との難易度の違いについてお伝えしていきます。
また、実際に二級建築士試験を受験して「合格した人」「不合格だった人」の勉強法もご紹介しますので、是非ご覧になってみてください。


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二級建築士の合格率

二級建築士は、「学科の試験」と「設計製図の試験」の両方に合格することで取得できる資格です。ここでは、二級建築士試験の総合合格率と、「学科の試験」「設計製図の試験」それぞれの合格率をご紹介していきます。


二級建築士の「総合」合格率

二級建築士試験について、平成29年~令和3年における総合合格率は以下の通りです。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「二級建築士 試験結果


平成29年~令和3年における二級建築士の平均合格率は、24.40%です。国家資格の中でも、やや難しい部類の試験であると言えるでしょう。合格するためには、十分な対策が必要となります。


二級建築士の「学科の試験」合格率

次に「学科の試験」のみを見ると、平成29年~令和3年における合格率は以下の通りです。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「二級建築士 試験結果


二級建築士の「学科の試験」は、毎年約18,000~20,000人が受験しています。平成29年~令和3年における平均合格率は39.91%です。


二級建築士の資格を取るには、まずこの「学科の試験」をパスすることが必須条件です。 この合格率を知った上で、試験までにどう対策していくかを考えておかなければいけませんね。


二級建築士の「設計製図の試験」合格率

最後に「設計製図の試験」のみを見ると、平成29年~令和3年における合格率は以下の通りです。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「二級建築士 試験結果


二級建築士の「設計製図の試験」は、毎年11,000人前後が受験しています。平成29年~令和3年における平均合格率は51.20%で、「学科の試験」に比べると合格率が高いことが分かります。


「設計製図の試験」は、試験日の約3ヶ月前に試験課題が公表されます。試験に向けた対策がしやすい分、合格率も高くなっていると考えられます。しかし、「学科の試験」を突破した人でも約半数が落ちてしまう試験なので、油断は禁物です。


二級建築士と他資格の難易度を比較

次に、二級建築士と、建設業に関わる他の資格の難易度について、各資格の合格率をもとに比較してみました。
「自分が保有している資格と比べて、どちらが難しいのか知りたい」という方も、「将来的には更に上位の資格取得を目指したい」という方も、ぜひ参考にしてみて下さいね。


「一級建築士」「木造建築士」と比較

まずは、同じ建築士の資格である「一級建築士」「木造建築士」の合格率と比較してみました。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「一級建築士 試験結果」「二級建築士 試験結果」「木造建築士 試験結果


上記の合格率を見ると、建築士の3資格については、一級建築士>二級建築士>木造建築士の順に難易度が高いと言えます。


合格率は木造建築士が一番高いので、「二級建築士よりも木造建築士から受験した方が良いのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。しかし、木造建築士が設計・工事監理を行えるのは、一定規模の木造建築物に限られています。


二級建築士の資格を持っていると、木造建築士の業務範囲も完全にカバーできるため、「業務上、木造建築物しか扱わない」という方以外は、業務範囲の広い「二級建築士」を取得することをおすすめします。


「建築施工管理技士」と比較

次に、建築工事と関わりの深い資格「建築施工管理技士」の合格率と比較してみました。
建築施工管理技士は1級と2級に分かれていますが、今回は、より難易度の高い上位資格である「1級建築施工管理技士」の合格率を参照しています。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「二級建築士 試験結果」、一般財団法人 建設業振興基金「建築施工管理技術検定 実施状況


建築施工管理技士は、主任技術者や監理技術者として、建築工事の施工計画作成・現場管理等を行うための国家資格です。平成28年~令和3年における平均合格率は41.59%で、二級建築士よりも合格を狙いやすい資格だと言えるでしょう。


建築士と建築施工管理技士の資格は関連性が高く、どちらも保有していると、キャリアアップ・待遇アップに繋がったり、転職で有利に働いたりすることも多いです。


「合格率の高い建築施工管理技士から挑戦する」「建築士の資格を取った上で、仕事の幅を広げるために建築施工管理技士も受験する」など、ご自分に合った形で、それぞれの資格取得にチャレンジしてみて下さいね。


「宅地建物取引士」と比較

最後に、不動産取引のスペシャリストである「宅地建物取引士(宅建士)」の合格率と比較してみました。


※参考:公益財団法人 建築技術普及センター「二級建築士 試験結果」、一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験


上記のとおり、二級建築士よりも宅建士の方が合格率は低い結果となっています。では、「二級建築士より宅建士の方が難易度の高い試験である」かというと、そう言い切れない理由があります。それは「受験資格の違い」です。


二級建築士の試験は、学歴や実務経験などの受験資格を満たした人のみが受験できます。一方で宅建士の試験は、希望すれば誰でも受験可能です。受験者数も、二級建築士の「学科の試験」が約10,000~12,000人であるのに対し、宅建士は約200,000人と、20倍ほどの差があります。


こうした違いがあるため、この2つの資格については「こちらの方が難しい」と断言することはできません。しかし、二級建築士は受験者が「建築に関して一定の知識基準を満たした人」のみにも関わらず、合格率が20%台であることを踏まえると、「宅建士よりも二級建築士の方が難易度は高い」と考える人が多いようです。


二級建築士を受験した人の勉強法

二級建築士の試験は、学科・設計製図ともに、1年に1回のみです。そのため、チャンスを無駄にしないよう「一発で合格したい」と意気込む方も多いと思います。


そこで今回は、実際に二級建築士を受験して「一発で合格できた方」「残念ながら不合格だった方」が、それぞれどんな風に勉強していたのかをご紹介します。
二級建築士の資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。


「一発合格できた人」の勉強法


【ハウスメーカー勤務・30代女性】

私が二級建築士の資格を取るために用意した勉強期間は、約6ヶ月です。学科2ヶ月、設計製図4ヶ月という勉強スケジュールを立てて試験勉強に挑みました。
私には小さい子供がいたので、1日何時間も勉強時間を作ることは厳しく、子供を寝かしつけてからの2時間だけ、毎日欠かさず勉強していました。


学科の試験勉強は、問題を何回も繰り返し解いて暗記する方法で進めました。自分で問題集を買ったり、ネットで問題をダウンロードしたり、スマホのアプリを活用したり。あらゆる手段を使って、できるだけ多くの問題を解きました。


設計製図の試験勉強で工夫したことは、一級建築士の知り合いに問題の添削をお願いしたり、設計図を描く時のポイントを教えてもらったりしたことです。プロの方に指導してもらうことで、自分の設計で何が欠けているのかに気づけました。


建築士の試験勉強では、「勉強スケジュールをしっかり立てて進めること」「書籍、ネット、建築に詳しい人など、各方面の手を借りること」が大切だと思います。


【建設会社勤務・40代男性】

私は、仕事で建築士の資格が必要になったので、二級建築士を受験することになりました。「どうやって勉強を進めたらいいものか……」と悩んでいたところ、上司に通信講座を勧められました。
受講費用が結構な金額で驚きましたが、会社が半額負担してくれるとのことだったので、講座の受講を決めました。


講座の期間は約10ヶ月で、試験に間に合うようスケジュール管理されていました。講座の内容も充実していて、科目ごとに試験のポイントや勉強する上での注意点などを細かく指導していただきました。
分からないことがあった時は、講師の先生にすぐ質問できる環境だったので、 不安なく試験勉強を進められたと思います。そのおかげで、試験にも無事に合格できました。


今まで、勉強は独学でするものだと思っていましたが、ちょっとお金がかかっても講座に通った方が、より確実な合格を目指せるのではないかと感じました。


「不合格だった人」の勉強法


【建設会社勤務・20代男性】

仕事が忙しく、なかなか勉強時間を確保できなかったことが、試験に落ちた原因だと思います。朝が早く夜は遅い仕事なので、帰宅する頃にはヘトヘトで、勉強をする気が全然起きませんでした。


結局、受験勉強を始めたのは試験の1ヶ月前で、十分に対策できないまま本番を迎えることに……。来年の試験こそは、勉強期間をたっぷり用意して、毎日コツコツ勉強していこうと計画しています。


【工務店勤務・40代男性】

私が落ちたのは、設計製図の試験です。勉強している時から「なかなか手強いな……」と苦戦していたのですが、 お金がかかるのが嫌で、講座に通うのは避けていたんです。
「独学で学科を通過できたから、設計製図も独学でいけるだろう」という自信が、どこかにあったのかもしれませんね(笑)。


でも結果は不合格。結果を知って初めて、「講座に通うのもアリだったかな……」と少し後悔しました。次に二級建築士を受験する時は、 お金をケチらず対策講座に通って、万全の態勢で試験に挑もうと思います。


「1回で諦めない」ことが大事

二級建築士は合格率が20%台と低く、なかなか受かりにくい試験かもしれません。しかしそんな中で、見事試験に合格して二級建築士の資格を手にしている方もいます。


一発合格を狙うのであれば、「勉強期間を十分に設ける」「テキスト・ネット・知人など、各方面の手を借りる」「講座に積極的に通う」といった方法を参考に、 自分なりの勉強法を見つけることが大切だと言えるでしょう。


そして、万が一試験に落ちてしまっても、諦めずに挑戦し続けることが大切です。今回お話を伺った中には、「学科の試験だけで3回受験している」という方もいました。そしてその方は、こう仰っていました。

あとちょっとの所で点数が届かなくて、今年で4回目の受験になります。試験に落ちればやっぱり落ち込むし、悔しいですが、二級建築士の試験は私の夢の通過点に過ぎません。
目指すところは一級建築士なので、モチベーションを高く持って、受かるまで何度でもチャレンジし続けます。


この方のように、二級建築士の試験に何度も挑戦しているという方は、実は少なくありません。年に1回の試験本番に向けて、モチベーションを維持し、根気強く勉強を続けることは、簡単ではないと思います。
しかし、建築士になるためには、二級建築士の資格を取得することが一番の近道だと思いますので、 是非、合格できるまで諦めずに頑張ってください!


★当サイトの過去問クイズも是非ご活用ください!


まとめ

今回は、二級建築士試験の合格率や勉強法などについてお伝えしてきました。


二級建築士の試験は合格率が20%台と低く、なかなか合格を狙いにくい資格かもしれません。しかし、それでも諦めずに努力して取得すれば、「建築士としての第一歩を踏み出すための強い武器」になってくれるはずです。


この記事が、二級建築士の資格取得を目指している方のお役に立てば幸いです。


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