建設業界の資格の選び方|キャリアアップや転職に役立つおすすめは?

目次[閉じる]

最終更新日:

こんにちは、建設業に特化した転職エージェント「施工管理求人.com」です。


建設業界には、たくさんの資格がありますよね。
技術がモノを言う上、なによりも安全を大切にしなければいけない業界であるため、資格の種類が多いのも頷けます。


とはいえ、たくさんありすぎて「キャリアアップのための資格、結局どれを取ったらいか分からない!」「建設業界で働きたいけど、おすすめはどれ?」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。


せっかく取得するなら、まずは自分のキャリアに本当に役に立つ資格を選びたいですよね。
そこでこの記事では、自分の興味や経験にあわせた資格の選び方と、主なおすすめ資格をご紹介します。ぜひ、今後の資格取得の参考にしてくださいね。


施工管理特化の転職エージェント「施工管理求人.com」

-施工管理求人.comの強み-

  1. 平均+175万円の年収アップ!! ※給与軸転職
  2. 経験を活かして年収350万アップの実績あり!!
  3. 希望条件から新規求人獲得の実績あり!!
  4. 面談から最短1週間で内定獲得も!!

\ 完全無料で内定までサポート /

無料転職エージェントに相談する ≫

業界特化のキャリアアドバイザーが施工管理で年収アップを目指すあなたを徹底サポート!

建設業界で資格を取得するメリット

資格を取得するには、当たり前ですが勉強をする必要があります。働きながら時間を作って資格取得の勉強をするのは、楽なことではありません。


そこで、モチベーションアップのためにも、建設業界で資格を取得するメリットについて確認しておきましょう。


資格を取ると、活躍機会が増える

資格の種類にもよりますが、資格を取得すると、会社・現場は同じでも活躍できる機会が増えます


建設業界には、資格がないとできない仕事が多くあります。仕事の結果が人命および品質にかかわるからです。資格は、あなたにその仕事を行うための十分な技能や知識があることを、客観的に証明してくれます。
資格取得の前と比べて、現場で責任のある役割を任せてもらえることも増えるでしょう。


また、できることや分かることが増えるため、より仕事が面白くなるという点もメリットと言えます。


資格を取ると、昇給・昇格が期待できる

会社の事業分野と関連が深い資格を取ると、昇給や昇格に反映されることが期待できます。


理由としては、個人の資格が、会社の経営事項審査の点数に影響して公共工事の入札において有利になるなど、会社側にもメリットがあるからです。


また会社によっては、役職への登用の条件として、資格の取得を求めているところもあります。加えて、会社が定めた資格を取得した社員に資格手当を支給する会社もあります。


無料転職サポートの詳細をチェックする

資格を取ると、市場価値が上がる

転職市場では、資格があると市場価値が上がり、選考で有利になる可能性が高くなります。


前に述べたとおり、資格は一定の知識などの証明になるうえ、企業側にもメリットがあるからです。


加えて、人材採用は企業にとって大きな投資であり、雇った人には長く働いてほしいと思っています。その点、資格を持っている人はそれだけ勉強したということであり、やる気や努力もうかがい知れるため、安心して採用できるのも理由です。


当サイト「施工管理求人.com」に掲載されている求人でも、技術職の応募条件として資格が求められている場合や、資格者優遇とされている場合があります。
希望する分野が決まっている場合は、この記事でおすすめする資格の取得を検討してみましょう


無料転職サポートの詳細をチェックする

資格を取ると、話の説得力が増す

会社からの評価だけではなく、実務を進めるうえでも良い影響があります。


資格を取ると、「技術者として顧客の信頼を得やすい」「社内でも自分の話を聞いてもらいやすくなる」というメリットがあります。その結果、提案が通りやすくなるなど、仕事の面白さ・やりがいがアップする人も多いようです。


一方で、それまで以上に発言や行動に責任が伴うようになります。資格取得後も継続的な勉強を続け、信頼に応えられるような技術者を目指しましょう。


無料転職サポートの詳細をチェックする

建設業界で取得すべき資格の選び方

取得すべき資格は、自分の進みたい分野や、挑戦したいポジションによって変わってきます。

そこで、具体的な資格の紹介に移る前に、資格を選ぶときに注目すべきポイント3点をご紹介します。



この3点に注目することで、スムーズに自分の取得すべき資格を見つけることができますよ。


分野に注目する

取得する資格を選ぶときは、まず自分が携わりたい分野に注目するのがポイントです。


建設業は、建設業法により、29業種に分けられています。
内容としては、建築一式工事、土木一式工事、そして27の専門工事(大工工事・電気工事・水道施設工事……など)で構成されています。


29種類もあれば選び放題ですが、あまり分野を細分化してしまうと、興味分野を絞るのは難しいですよね。


そこでこの記事では、施工管理技術検定の種目を参考にして、以下の5つの分野に大きく分けました。あなたが携わりたいのは、どの分野・どの場所の工事なのか、考えてみましょう。


・建築分野
・土木分野(建設機械分野)
・電気工事/電気通信工事分野
・管工事分野
・造園分野

※施工管理技術検定における「建設機械」分野は、機械を使用する全工事分野にまたがるため、大型機械の登場頻度が高い土木分野に含めています。


無料転職サポートの詳細をチェックする

仕事内容に注目する

また、自分のキャリアに役立つ資格を選ぶためには、仕事内容にも注目しましょう。


建設業では、携わる分野は同じでも、職種によって仕事内容は大きく異なり、取得すべき資格も違ってきます。
当サイト「施工管理求人.com」では、求人検索の条件の一つとして、「仕事の内容」という項目を設けています。ここではその区分を参考にしつつ、以下4つの仕事内容に大きく分けました。


・施工管理/施工
・設計
・CADオペレーター
・測量/積算/その他


自分が今後やりたい仕事の内容(職種)を明確にすることで、実務に活きる資格を選べるようになりますよ。



無料転職サポートの詳細をチェックする

建設業界でこれから求められるスキルに注目する

資格を取得するなら、これから建設業界で求められるスキルは何かについても考えておきましょう。


建設業界は今、技術者の高齢化や、ICT活用による機械化の流れなどにより、岐路に立っています。新しく建設業界に飛び込む人を大いに歓迎する一方で、機械化できる単純作業を行う人員は削減される方向にあります。


この点から考えると、建設業界で今後も求められるのは、「現場で即戦力となる専門性」や、「分野に精通し、包括的に仕事をコントロールできるスキル」であると言えます。


そのためこの記事では、たくさんある資格の中から、「業務独占資格」や「現場でブレーンの役割を果たす資格」などをメインに、おすすめを選定しました。ぜひ参考にしてみてください。


※「業務独占資格」とは、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格のこと。
(参考:文部科学省「国家資格の概要について」)


無料転職サポートの詳細をチェックする

【建築分野】で役立つ資格

建築とは、「建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転すること(建築基準法第二条十三)」をいいます。

ここでは、前項の「建設業界で取得すべき資格の選び方」に基づいて、建築に携わるなら取得すべきおすすめの資格を、仕事内容別にご紹介します。


また、未経験から挑戦したい方や、経験の浅い方向けに、「分野未経験でも取れる資格」のおすすめも併せてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


おすすめの資格(仕事内容別)

●「施工管理/施工」の仕事をするなら

施工とは、工事を行うことです。

建築分野で行う工事の種類は、多岐にわたります。そこで必ず必要とされるのが、全体の工事の進捗を管理する「施工管理」の仕事です。おすすめの資格は、以下のとおりです。

・1級建築施工管理技士

・2級建築施工管理技士

試験情報:一財 建設業振興基金 施工管理技術検定

●「設計」の仕事をするなら

建築分野における設計の仕事は、「建築設計」と呼ばれます。

「建築設計」は、さらに「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3分野に細分されます。「建築設計」の仕事でおすすめの資格は、以下のとおりです。

・一級建築士

・二級建築士

試験情報:公財 建築技術教育普及センター ホームページ

●「CADオペレーター」の仕事をするなら

CADオペレーターの仕事は、設計者の指示を受け、CADを操作して正確な図面を描くことです。実際にCADを操作できる必要があり、資格よりも経験が求められる傾向にあります。


しかし、建築分野に特化した実技試験メインの検定であれば、試験勉強および資格の取得がそのまま経験につながるため、おすすめです。

・建築CAD検定試験

試験情報:一社 全国建築CAD連盟 建築CAD検定試験

●「測量/積算/その他」の仕事をするなら

「測量」は、建築工事の着手前に必要となる工程ですが、建築分野で行う局所的な測量については、資格は必要ありません。


◇◇◇◇◇


「積算」は、工事に必要なモノや費用を明らかにする、工事に欠かせない仕事です。

建築工事では、構造・工法・材料などが非常に複雑になるため、積算にも高い専門性が求められます。そのため、以下の資格の取得がおすすめです。

・建築積算士

試験情報:公社 日本建築積算協会 ホームページ

★この資格のお役立ち情報は、こちら!

建築積算士とは|仕事内容を解説!資格試験や転職に役立つ情報も


◇◇◇◇◇


「建築士の補助」として、建築設備について助言をする仕事の需要も高まっています。

背景として、カーボンニュートラルへの取り組みなど、建築物に求められる要件が複雑化していることが挙げられます。おすすめの資格は、以下のとおりです。

・建築設備士

試験情報:公財 建築技術教育普及センター ホームページ

※建築設備とは、「建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針(建築基準法第二条)」のこと。

無料転職サポートの詳細をチェックする

分野未経験でも取れる資格

ここでは、建築に関する学歴・資格・実務経験がなくても受験できる資格のうち、おすすめをご紹介します。
転職やキャリアアップの足掛かりとして、取得を検討してみてくださいね。

・2級建築施工管理技士補(2級建築施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 建設業振興基金 施工管理技術検定

・建築CAD検定試験

試験情報:一社 全国建築CAD連盟 建築CAD検定試験

★施工管理技士補については、こちらの記事をご確認ください!

施工管理技士補とはどんな資格?|技術検定の試験情報や合格率も


無料転職サポートの詳細をチェックする

【土木分野(建設機械分野)】で役立つ資格

土木分野は、人々の暮らしに直結する道路や河川など、国土基盤の整備にかかわる分野です。


ここでは、建設業界で取得すべき資格の選び方」に基づいて、土木に携わるなら取得すべきおすすめの資格を、仕事内容別にご紹介します。なお、特に多くの建設機械を扱う分野のため、建設機械に関する資格についても織り交ぜています。

※建設機械とは、建設工事用の機械のこと。油圧ショベルやダンプトラックなど。


また、未経験から挑戦したい方や、経験の浅い方向けに、「分野未経験でも取れる資格」のおすすめも併せてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


おすすめの資格(仕事内容別)

●「施工管理/施工」の仕事をするなら

施工とは、工事を行うことです。

土木工事は、国や自治体から発注される公共事業であることが多く、適切な施工管理が求められます。また現場によって、様々な建設機械を使用する必要があります。おすすめの資格は、以下のとおりです。

・1級土木施工管理技士

・2級土木施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・1級建設機械施工管理技士

・2級建設機械施工管理技士

試験情報:一社 日本建設機械施工協会 1・2級建設機械施工管理技術検定試験

●「設計」の仕事をするなら

「土木設計」という言葉には、明確な定義がありません。
一般的には、設計図をつくるだけでなく、工事前の「調査」「計画」「設計(概略・予備・詳細)」全般を含む、プロジェクトの方向性を決定する仕事といえます。


幅広く高度な専門知識が求められるため、キャリアアップを目指すなら、以下の資格の取得がおすすめです。

・技術士(建設部門)

試験情報:公社 日本技術士会 ホームページ

・RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)

試験情報:一社 建設コンサルタンツ協会 RCCM資格ホームページ

●「CADオペレーター」の仕事をするなら

CADオペレーターの仕事は、設計者の指示を受け、CADを操作して正確な図面を描くことです。
CADを操作できる必要があり、土木分野においても資格より経験が求められます。


基本的な知識と操作スキルがあれば、資格は必要ありませんが、未経験から勉強したい方や、自身のスキルを証明したい方には、以下の資格がおすすめです。

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

・オートデスク認定資格プログラム

試験情報:オートデスク株式会社 オートデスク認定資格プログラム

●「測量/積算/その他」の仕事をするなら

「測量」は、土木分野と非常に関連が強い仕事です。土木工事を行うときは、はじめの情報収集として測量を行い、正確な位置(緯度・経度・標高)を取得する必要があります。


また、土木分野は公共発注が多いというのはお話しした通りであり、基本測量および公共測量を行えるのは、以下の資格を持った人だけです。

・測量士

・測量士補

試験情報:国土交通省 国土地理院 ホームページ「測量士・測量士補国家試験及び登録

基本測量:全ての測量の基礎で国土地理院が行う測量
公共測量:国・公共団体が費用を負担・補助して実施する測量、又は許認可事業のための測量
(参考:広報推進協議会(測量・地図作成分野)ホームページ「測量に必要な資格」)


◇◇◇◇◇


「積算」は、土木分野においても工事費を算出する重要な仕事です。資格は特に必要なく、実務の中で覚えていくことになるでしょう。

無料転職サポートの詳細をチェックする

分野未経験でも取れる資格

ここでは、土木に関する学歴・資格・実務経験がなくても受験できる資格のうち、おすすめをご紹介します。
転職やキャリアアップの足掛かりとして、取得を検討してみてくださいね。

・2級土木施工管理技士補(2級土木施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・2級建設機械施工管理技士補(2級建設機械施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一社 全国建設機械施工協会 1・2級建設機械施工管理技術検定試験

・測量士補

試験情報:国土交通省 国土地理院 ホームページ「測量士・測量士補国家試験及び登録

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

・オートデスク認定資格プログラム

試験情報:オートデスク株式会社 オートデスク認定資格プログラム

★施工管理技士補については、こちらの記事をご確認ください!

施工管理技士補とはどんな資格?|技術検定の試験情報や合格率も


無料転職サポートの詳細をチェックする

【電気工事/電気通信工事分野】で役立つ資格

電気工事分野は、人々のくらしに欠かせない、電気のとおり道を整備する工事分野です。
また、電気通信工事分野も、生活に必要なインターネットやテレビ、電話など、情報通信設備を整備する工事分野です。


この2つは近い関係にありますが、電気工事は、エネルギーとして使用できる強電を扱うのに対し、電気通信工事は、電気信号などの弱電を扱うという違いがあります。いずれも、将来にわたって安定した需要が見込まれます。


以下では、建設業界で取得すべき資格の選び方」に基づいて、電気工事/電気通信工事に携わるなら取得すべきおすすめの資格を、仕事内容別にご紹介します。


また、未経験から挑戦したい方や、経験の浅い方向けに、「分野未経験でも取れる資格」のおすすめも併せてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


おすすめの資格(仕事内容別)

●「施工管理/施工」の仕事をするなら

施工とは、工事を行うことです。

電気工事/電気通信工事分野で、施工管理や工事監督を行う場合におすすめの資格は、以下の通りです。

ひとつ注意しなければいけないのは、こちらの資格のみでは、実際の工事はできないということです。施工管理に従事したい方や、工事の資格を持っている方のステップアップとして、取得を検討してみてください。


<電気工事>

・1級電気工事施工管理技士

・2級電気工事施工管理技士

試験情報:一財 建設業振興基金 施工管理技術検定

・第一種電気主任技術者(電験一種)

・第二種電気主任技術者(電験二種)

・第三種電気主任技術者(電験三種)

試験情報:一財 電気技術者試験センター ホームページ

★この資格のお役立ち情報は、こちら!

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士の受験資格とは?|1級・2級の技術検定について解説!


<電気通信工事>

・1級電気通信工事施工管理技士

・2級電気通信工事施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・電気通信主任技術者(伝送交換主任技術者)

・電気通信主任技術者(線路主任技術者)

試験情報:一財 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

★この資格のお役立ち情報は、こちら!

電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士の受験資格とは?|1級・2級の技術検定について解説!

また、自分で実際に工事を行いたいという方は、以下の資格がおすすめです。


<電気工事/電気通信工事>

・第一種電気工事士

・第二種電気工事士

試験情報:一財 電気技術者試験センター ホームページ


<電気通信工事>

・電気通信の工事担任者 第一級アナログ通信

・電気通信の工事担任者 第二級アナログ通信

・電気通信の工事担任者 第一級デジタル通信

・電気通信の工事担任者 第二級デジタル通信

・電気通信の工事担任者 総合通信

※令和3年4月から試験が変更されました。現状実施されている「AI第二種」「DD第二種」は、令和6年度以降廃止となります。

試験情報:一財 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター


●「設計」の仕事をするなら

建設業で、電気工事/電気通信工事にかかわる設計業務は、「電気設備設計」と呼ばれます。

建物の電気に関わる全般の設計を行うため、電気に関する知識はもちろんのこと、建築に関する知識も求められることがあります。必須の資格はありませんが、必要な知識習得のため、以下の資格の取得がおすすめです。

・一級建築士

・二級建築士

試験情報:公財 建築技術教育普及センター ホームページ

・1級電気工事施工管理技士

・2級電気工事施工管理技士

試験情報:一財 建設業振興基金 施工管理技術検定

・1級電気通信工事施工管理技士

・2級電気通信工事施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

●「CADオペレーター」の仕事をするなら

電気設備CADオペレーターは、電気設備設計士が考えた電気設備の配置や配線ルートなどを、図面に書き起こす仕事を担当します。そのため、CADだけでなく、電気設備の図面の基本的な知識もあるとよいでしょう。


特に資格は必要ありませんが、未経験から勉強したい方や、自身のスキルを証明したい方には、以下の資格がおすすめです。

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

・オートデスク認定資格プログラム

試験情報:オートデスク株式会社 オートデスク認定資格プログラム

●「測量/積算/その他」の仕事をするなら

「測量」は、電気工事/電気通信工事の分野では、基本的に行うことはないでしょう。なぜなら、電気の整備は建物の中や、すでに何かしらの設備がある場所で行う場合が多いためです。


◇◇◇◇◇


「積算」は、電気工事/電気通信工事分野においても、工事費を算出する重要な仕事です。資格は特に必要なく、実務の中で覚えていくことになるでしょう。

分野未経験でも取れる資格

ここでは、電気工事/電気通信工事に関する学歴・資格・実務経験がなくても受験できる資格のうち、おすすめをご紹介します。
転職やキャリアアップの足掛かりとして、取得を検討してみてくださいね。


<電気工事/電気通信工事>

・第二種電気工事士

試験情報:一財 電気技術者試験センター ホームページ

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

・オートデスク認定資格プログラム

試験情報:オートデスク株式会社 オートデスク認定資格プログラム


<電気工事>

・2級電気工事施工管理技士補(2級電気工事施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 建設業振興基金 施工管理技術検定

・第三種電気主任技術者(電験三種)

試験情報:一財 電気技術者試験センター ホームページ


<電気通信工事>

・2級電気通信工事施工管理技士補(2級電気通信工事施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・電気通信の工事担任者 第二級アナログ通信

・電気通信の工事担任者 第二級デジタル通信

試験情報:一財 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター


★施工管理技士補については、こちらの記事をご確認ください!

施工管理技士補とはどんな資格?|技術検定の試験情報や合格率も


無料転職サポートの詳細をチェックする

【管工事分野】で役立つ資格

管工事とは、家や施設の敷地内において、空調設備などのダクトや、給排水・ガスなどのパイプを配管する工事のことです。


ここでは、建設業界で取得すべき資格の選び方」に基づいて、管工事に携わるなら取得すべきおすすめの資格を、仕事内容別にご紹介します。


また、未経験から挑戦したい方や、経験の浅い方向けに、「分野未経験でも取れる資格」のおすすめも併せてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


おすすめの資格(仕事内容別)

●「施工管理/施工」の仕事をするなら

施工とは、工事を行うことです。

管工事を行うこと自体は、資格が必須ではありませんが、施工管理を行うなら以下の資格がおすすめです。

・1級管工事施工管理技士

・2級管工事施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

また、実際に工事を行う場合は、以下の資格がおすすめです。

管工事は、建物のあらゆる設備の配管を含むため、ここでは代表的な資格をご紹介します。

・1級配管技能士(建築配管作業)

・2級配管技能士(建築配管作業)

・3級配管技能士(建築配管作業)

・1級配管技能士(プラント配管作業)

・2級配管技能士(プラント配管作業)

試験情報:中央職業能力開発協会 ホームページ


さらに管工事のうち、<空調設備などに関する工事><給排水設備などに関する工事>は、以下の資格があると仕事の幅が広がります。

※給水装置および排水設備の工事を行えるのは、各自治体の水道局が指定した事業者だけです。


<空調設備などに関する工事>

・第一種電気工事士

・第二種電気工事士

試験情報:一財 電気技術者試験センター ホームページ


<給排水設備などに関する工事>

・給水装置工事主任技術者

試験情報:公財 給水工事技術振興財団 ホームページ

・下水道排水設備工事責任技術者

試験情報:各都道府県の試験実施機関サイトへ(例:東京都下水道局 ホームページ「排水設備工事責任技術者資格試験」)


●「設計」の仕事をするなら

建築設備は、照明やインターネットなどの「電気設備」と、空調や給排水、ガス管などの「機械設備」に分けられます。このうち、管工事分野では「機械設備」の設計を行います。


また、建築物における配管の設計は、建築物の設計と併せて行う場合も多くあります。したがって、管工事分野で設計の仕事をするなら、以下の資格がおすすめです。

・技術士(機械部門)

試験情報:公社 日本技術士会 ホームページ

・1級管工事施工管理技士

・2級管工事施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・一級建築士

・二級建築士

試験情報:公財 建築技術教育普及センター ホームページ


また、厳密には管工事と異なりますが、プラントの配管設計をしたい場合は、以下の資格もおすすめです。

・1級機械設計技術者

・2級機械設計技術者

・3級機械設計技術者

試験情報:一社 日本機械設計工業会 機械設計技術者試験

●「CADオペレーター」の仕事をするなら

CADオペレーターの仕事は、設計者の指示を受け、CADを操作して正確な図面を描くことです。CADだけでなく、管工事の基本的な知識もあるとよいでしょう。


特に資格は必要ありませんが、CADを未経験から勉強したい方や、自身のスキルを証明したい方には、以下の資格がおすすめです。

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

●「測量/積算/その他」の仕事をするなら

「測量」は、管工事の中でも、給排水管の工事やガス管の工事などで行う必要があります。

局所的な測量であるため、資格は必須ではありませんが、専門性を高めたいという方や、管工事だけでなく水道工事などの測量もしてみたいという方には、以下の資格がおすすめです。

・測量士

・測量士補

試験情報:国土交通省 国土地理院 ホームページ「測量士・測量士補国家試験及び登録


◇◇◇◇◇


「積算」は、管工事においても、工事費を算出する欠かせない仕事です。物品の数量などを図面から拾い出す必要があるため、管工事に関する知識が求められます。資格は特に必要ありません。


◇◇◇◇◇


「建築士への助言」をすることで、建築設備のエキスパートとして配管などの設計に間接的にかかわる方法もあります。それができるのは以下の資格です。

・建築設備士

試験情報:公財 建築技術教育普及センター ホームページ

無料転職サポートの詳細をチェックする

分野未経験でも取れる資格

ここでは、管工事に関する学歴・資格・実務経験がなくても受験できる資格のうち、おすすめをご紹介します。
転職やキャリアアップの足掛かりとして、取得を検討してみてくださいね。

・2級管工事施工管理技士補(2級管工事施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・3級配管技能士(建築配管作業)

試験情報:中央職業能力開発協会 ホームページ

・3級機械設計技術者

試験情報:一社 日本機械設計工業会 機械設計技術者試験

・CAD利用技術者試験

試験情報:一社 コンピュータ教育振興協会 CAD利用技術者試験

★施工管理技士補については、こちらの記事をご確認ください!

施工管理技士補とはどんな資格?|技術検定の試験情報や合格率も


無料転職サポートの詳細をチェックする

【造園分野】で役立つ資格

造園分野の仕事には、樹木の管理や庭づくりに加え、施設の緑化や公園の設計・施工・管理などもあります。庭師や植木屋の仕事にとどまらず、より大規模かつ幅広い仕事まで行います。


ここでは、建設業界で取得すべき資格の選び方」に基づいて、造園分野に携わるなら取得すべきおすすめの資格を、仕事内容別にご紹介します。


また、未経験から挑戦したい方や、経験の浅い方向けに、「分野未経験でも取れる資格」のおすすめも併せてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


おすすめの資格(仕事内容別)

●「施工管理/施工」の仕事をするなら

施行とは、工事を行うことです。

造園分野の工事は、塀などの外構や、樹木の管理、公園の整備など多岐にわたります。また、造園と土木の工事に必要な知識・技術には重なる部分が多く、「造園土木」というくくりで呼ばれることもあります。


造園工事の管理をする場合は、造園および土木に関する包括的な知識が求められるため、以下の資格取得がおすすめです。

・1級造園施工管理技士

・2級造園施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・1級土木施工管理技士

・2級土木施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・登録造園基幹技能者

試験情報:一社 日本造園建設業協会 ホームページ

また実際に工事をするなら、以下の資格がおすすめです。

・1級造園技能士

・2級造園技能士

・3級造園技能士

試験情報:中央職業能力開発協会 ホームページ

・街路樹剪定士

試験情報:一社 日本造園建設業協会 ホームページ

・植栽基盤診断士

試験情報:一社 日本造園建設業協会 ホームページ


さらに、公園の安全管理に携わりたいなら、「公園施設製品安全管理士」「公園施設製品整備技士」の資格がおすすめです。

前者は「公園施設点検管理士」、後者は「公園施設点検技士」の資格を取得したうえで、一社 日本公園施設業協会が実施する講習を受け、試験に合格することで取得できます。

・公園施設点検管理士

・公園施設点検技士

試験情報:一社 日本公園施設業協会 ホームページ


●「設計」の仕事をするなら

造園分野の設計は、資格がなくても行えますが、設計だけでなくデザインや環境に関する知識も求められます

キャリアアップや転職に活かすことを考えるなら、以下の資格の取得がおすすめです。

・技術士(建設部門:都市及び地方計画)

試験情報:公社 日本技術士会 ホームページ

・1級造園施工管理技士

・2級造園施工管理技士

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・1級エクステリアプランナー

・2級エクステリアプランナー

試験情報:公社 日本エクステリア建設業協会 ホームページ

・登録ランドスケープアーキテクト(RLA)

・登録ランドスケープアーキテクト補

試験情報:一社 ランドスケープコンサルタンツ協会 ホームページ

●「CADオペレーター」の仕事をするなら

CADオペレーターの仕事は、設計者の指示を受け、CADを操作して正確な図面を描くことです。

特に資格は必要ありませんが、CADを未経験から勉強したい方や、自身のスキルを証明したい方には、造園分野専門CADの資格がおすすめです。

・RIKCAD検定

試験情報:株式会社ユニマットリック ホームページ「RIKCAD検定

●「測量/積算/その他」の仕事をするなら

「測量」の基礎知識は、造園分野で働く場合にも身に着けておきたいところです。ただ、資格が必要とされる場面は少ないと言えます。

◇◇◇◇◇


「積算」は、造園分野においても工事費を算出する重要な仕事です。資格は特に必要なく、実務の中で覚えていくことになるでしょう。

無料転職サポートの詳細をチェックする

分野未経験でも取れる資格

ここでは、造園に関する学歴・資格・実務経験がなくても受験できる資格のうち、おすすめをご紹介します。
転職やキャリアアップの足掛かりとして、取得を検討してみてくださいね。

・2級造園施工管理技士補(2級造園施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 全国建設研修センター ホームページ

・2級土木施工管理技士補(2級土木施工管理技術検定の第一次検定合格者)

試験情報:一財 全国建設研修センターホームページ

・3級造園技能士

試験情報:中央職業能力開発協会 ホームページ

・2級エクステリアプランナー

試験情報:公社 日本エクステリア建設業協会 ホームページ

・登録ランドスケープアーキテクト補

試験情報:一社 ランドスケープコンサルタンツ協会 ホームページ

★施工管理技士補については、こちらの記事をご確認ください!

施工管理技士補とはどんな資格?|技術検定の試験情報や合格率も


無料転職サポートの詳細をチェックする

まとめ

今回は、建設業界で役立つ資格の選び方と、おすすめの資格についてご紹介しました。


各分野の知識・技術を証明してくれる資格を武器にして、あなたが目指すキャリアを実現させてくださいね。


もし施工管理の仕事を