プラント施工管理とは|仕事内容・やりがい・転職に役立つ資格は?

目次

こんにちは、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」です。


プラントに関わる仕事や、施工管理の仕事に興味がある人にとって、プラント施工管理の仕事内容ややりがいは気になるポイントではないでしょうか。


またプラント施工管理は、なんとなく「社会に貢献できる仕事をしたい」「大きな仕事をしたい」と思っている若手や学生の方にもチェックしてほしい仕事です。


この記事では、プラント施工管理の仕事内容、やりがい、役立つ資格まで、まとめてご紹介していきます。ぜひ仕事選びの参考にしてみてくださいね!


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プラント施工管理とは?

そもそも、プラント施工管理とは何をする仕事なのでしょうか。


まず、建設業で言われるプラントとは「生産設備」のことです。一般的には、工場の中でも特に、複数の設備をもってエネルギーを生みだしたり物質を製造したりする工場のことを指します。


そして施工管理とは、工事がスムーズに進むように工事全体を管理する仕事です。


つまり、プラント施工管理とは、「複雑な生産設備の工事がスムーズに進むように管理する仕事」であると言えます。


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プラント施工管理の仕事内容は?

プラント施工管理の仕事の範囲は、プラント業界の仕事のうち、主に「建設・試運転」に関わる部分です。

所属する会社や担当するプロジェクトによっても変わってきますが、プラント施工管理の基本的な仕事内容は以下のとおりです。


★プラント業界の仕事内容についてはこちら!


図面作成・見積もり作成

図面作成・見積もり作成


一般的な施工管理と同じように、設計図を受け取ったらまず施工図を作成します。


施工図とは工事のための図面で、設計図に基づきつつ、実際に施工する上で最適な工法などを検討して、施工者の責任のもと作成する図面です。


最適な工法などを検討するためには工事対象について熟知している必要がありますが、プラント工事は通常の工事以上に、高度な専門知識を要する機械や設備が多いという特徴があります。そのため、専門分野の技術者とも協力して施工図を作成していきます。


こうして検討した施工方法に基づき、工事に必要な材料や技術者、そしてその数量などを拾い出し、実際に工事にかかる費用を見積もります


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施工計画の立案

施工計画の立案


設計図書や作成した施工図をもとに、工事をスムーズに行うための計画を立案します。


協力会社だけでなく顧客とも協議しながら、工期・金額・品質、そして何より安全を考えて、具体的に各工事の作業工程を組み合わせていきます。


施工計画が決まったら、いよいよ施工開始です。


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工事の4大管理

工事の4大管理


施工管理のメイン業務は工事の4大管理を行うことで、これはプラント施工管理においても同じです。4大管理の内容は以下の通りです。

工程管理

工事が期限までに完了するように、作業のスケジュールを管理すること。


品質管理

求められている品質や、公共機関によって定められた品質基準に沿ったものが作れるように管理すること。


原価管理

あらかじめ決めた予算内で工事を完成させられるように、資材の発注や原価を管理すること。


安全管理

現場に携わる作業員が、事故なく安全に工事を終えられるように、安全面を管理すること。


このようにプラント施工管理は、プラント完成までの作業全体をコントロールする役割を担います。これに付随して、書類作成や各方面の関係者との打ち合わせなどの業務も発生します。


特にプラントの工事は、高度なマネジメント能力が求められる側面が多くあります。
顧客の生産活動やその利用者まで影響が及ぶため、工事の遅れは許されないこと、多工種・多数の技術者が作業を行うため危険が発生しやすいことなどが理由として挙げられます。


★4大管理についてはこちら!


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品質検査および試運転

品質検査および試運転


工事がひととおり終わったら、品質検査を行います。
配置した機械や設備は正常に動くか、配管や配電に不備はないか、プラントとしての品質は満たされているか(生産されるモノや量は求められる品質に達しているか)確認していきます。


その後、試運転を行い、何かトラブルがあればそれを解決していきます。
トラブルがすべて解決されて初めて顧客に引き渡しができるため、プラント施工管理はここまですべてを工期に間に合わせるようマネジメントする必要があります。


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プラント施工管理のやりがいは?

プラント施工管理には専門知識やマネジメント能力が求められるため、平均給与が高い傾向にあります。ですが魅力はそれだけではありません。


プラント施工管理は、以下のように大きなやりがいを感じられる仕事です。


社会に貢献できる

プラント施工管理は、自分の仕事が社会に貢献していることを実感できる仕事です。


プラントは社会に必要なエネルギーや物質・製品を生産したり、水や廃棄物などを適切に処理したりする役割を担っており、私たちの生活に欠かせないインフラです(プラントの種類はこちら)。

その建設を主導するプラント施工管理は、日常的にやりがいを感じることができます。


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大きな達成感を得られる

プラント業界の仕事はすべてBtoBで、一つのプロジェクトが何億円という大きな規模です。それに伴いプラント施工管理の仕事も、マネジメントの範囲が広く、かかる時間も長くなります。


しかし仕事の規模が大きく大変だからこそ、それを乗り越え顧客に引き渡し、無事プラントが稼働した時の感動や達成感はひとしおです。そうして得られた達成感は自信となり、次の仕事へとつながっていきます。


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顧客の顔が見える

プラント施工管理は、打ち合わせなどで実際に顧客と話す機会が多くあります。そのため、時には顧客から直接お礼を聞けることもあります。
ユーザーの顔がはっきり見えることは、直接やりがいにつながります。


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プラント施工管理に役立つ資格は?

プラント施工管理に転職するために必須となる資格はありません。


ただし、現場に配置することが義務付けられている監理技術者主任技術者になるには、「施工管理技士」の資格が必要なため、あれば有利です。プラントの種類によっても求められる知識は違いますが、電気や管工事の知識はどのプラントにおいても求められます


プラント施工管理全般に役立つ資格は、主に以下のとおりです。

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またプラントの種類ごとに、それぞれ役立つ資格があります。以下は一例です。

エネルギー系

高圧ガス製造保管責任者、エネルギー管理士 など

化学系

危険物取扱者 など

産業系

管理栄養士(食品プラント)、薬剤師(医薬品プラント) など

環境系

公害防止管理者、環境計量士 など


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まとめ

今回は、プラント施工管理の仕事内容とやりがい、役立つ資格についてご紹介しました。


プラント施工管理は責任が大きい仕事である分、とても大きなやりがいを感じられる仕事です。今後はさらに海外での活躍機会も増えていくと言われています。

「大きな仕事で社会に貢献したい!」という志を持った方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。


プラント施工管理の仕事が気になった方は、建設業に特化した求人サイト「施工管理求人.com」で求人を探してみてくださいね!


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